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買取実績

【煎茶道具】清正木人 高麗青磁象嵌雲鶴文 涼炉組

2026.01.13

こんにちは、ひるねこ堂松ヶ丘店です。
このたび神奈川県のお客様より清正木人「高麗青磁象嵌雲鶴文 涼炉組」をお買取りいたしました。

 

涼炉(りょうろ)とは、煎茶席・煎茶道具の一つで、冬場に火をともして温めるための炉(火鉢的な役割)として使われる器物です。茶事・煎茶席の演出にも重要な役割を果たし、炉壇を構成する際には蔵炉に代わる涼炉が用いられるケースなどもあります。
本件は、朝鮮・高麗時代(918–1392年)に製作された「青磁」器という器型で、さらに象嵌による「雲鶴文」が配された、極めて装飾性の高い一品です。青磁象嵌雲鶴文の技法は、高麗青磁の装飾において代表的なモチーフのひとつとされており、雲と鶴という吉祥図柄が器面に広がることで、茶席のみならず美術的関心も高い作品です。

 

〇査定時の確認ポイント
当該涼炉の買取査定にあたり、当店では以下の複数の観点を特に重視しました。
    1. 素材・技法・文様の明瞭さ
      →高麗青磁の特徴である淡い瑠璃青・灰青緑の釉色の発色を確認しました。
      →象嵌技法(器体に線刻または彫込みを設け、異地を嵌め込む技法)であり、雲鶴の文様が白黒象嵌または深浅象嵌で構成されていることが図柄の価値を高める要素です。
      →「雲鶴文」がきちんと描かれているか、図柄の残存状態・風格・造形の優雅さを重視しました。

 

    1. 造形・器形・用途適合性
      →涼炉という用途を考える上で、口径・高台の構え・火入れの形式・炉用台との相性など、茶席で実際に用いられる構造かを確認しました。
      →器体の安定性、引き足(高台)部分や底部の処理、文様が器形のどの面に配置されているかなど「使える茶道具」としての機能性も査定対象です。

 

    1. 状態・保存の良否
      →釉剥がれ・チップ(欠け)・ヒビ・修復跡・高台裏の窯キズや経年による変色などを丁寧に確認しました。
      →さらに、香炉としての炉機能を損なわないか、金属製の炉金・炉縁がある場合はその状態、火入れ時の煤汚れ・内面焼け等もチェックしました。

 

  1. 来歴・付属品・証明性
    →共箱・書付・落款・作家名・制作年代が明記されているかどうかも査定に大きく影響します。「清正木人」の落款が認められること、また保存年代が確認できる書附があるかが評価ポイントとなりました。
    →所有履歴や茶席で実際に用いられた痕跡(茶跡・使用痕)についても確認いたしました。

 

【硝子・切子】但野英芳 江戸切子「金魚 片口徳利」

2026.01.08

こんにちは、ひるねこ堂松ヶ丘店です。
このたび東京都のお客様より但野英芳の江戸切子「金魚 片口徳利」をお買取りいたしました。

 

但野英芳氏は1970年生まれ、2006年には国の伝統工芸士に認定され、以降数々の受賞歴を重ねる第一線の切子作家です。 近年も銀座ギャラリーにて個展を開催し、新たな表現と伝統技術の融合を追求していることが報じられています。

 
江戸切子は、江戸時代後期に加賀屋九兵衛が硝子器にカット装飾を施したことに端を発する日本の伝統ガラス工芸です。現代においてもその技法は継承され、被せガラス→切子加工という二段階の工程をもって透明感や色彩・光の反射を計算された造形美を生み出しています。
 
当該作品「金魚 片口徳利」は、被せガラスに浮かび上がる金魚の姿と、伝統文様・切子加工が一体となった意匠性の高い一点であり、切子の枠を超えて「ガラス彫刻」としての側面も持ち合わせています。
例えば、金魚の鱗・ヒレ・水流の躍動感を精緻に表現する技法が使われています。
 

〇査定における核心ポイント
本作品を買取査定するにあたり、当店では以下の観点を重視しました。
1. 作家・刻印・限定性の確認
但野氏の作品には必ず作家名・ブランド「但野硝子加工所」の表記があり、作品展出品歴・箱書きの有無ともに確認対象となります。特に限定シリーズや抽選販売作品など、希少性が高いものは査定時に査定評価へと直結します。
2. ガラス素材と意匠の状態
被せガラス(たとえば琥珀被せ・青被せ)やクリスタル質硝子が使用されており、金魚モチーフの部分において色ガラス・被せ・カット・彫刻の一連加工が明瞭であるかを確認しました。鱗ひとつひとつのカットの冴えや金魚の輪郭・水流文様の構成が精美であることが、価値を押し上げる重要な要素です。
3. 保存状態と付属品の完備
本体に欠け・ヒビ・変色・カット面の摩耗がないか、また元箱・証明書・木箱・鈍色の布袋など付属品が揃っているかを確認しました。特に切子作品ではカット面の摩耗・ガラス内部のクラックが保存価値を大きく左右します。

 

 

ネットオークションやフリマアプリの落とし穴

2026.01.07

ここでは、最近大きくなり急成長したインターネットオークションやフリマアプリを利用するとどのような落とし穴が潜んでいるのかを紹介していきます。まず初めに結論をいってしまうと、インターネットオークションやフリマアプリで売るよりもプロの目利きに買い取ってもらう方がいいといえます。そんな中で、インターネットオークションやフリマアプリで売る時の良い点・悪い点をいくつか紹介していきます。
 
■タイミング次第ではプロに見てもらうよりも高値で売れる?
**タイミング次第ではプロに見てもらうよりも高値で売れる!**これは、どんな品物においても共通していえることかもしれませんが、貴重な骨董品であればあるほど、収集したいと思っているコレクターの数は多くなっていくものです。また、希少価値のあるものだと数が少ないのでどんなにお金をかけてでも収集したいと考えている人も少なくはありません。そういった人が丁度欲しいと思っている品物をタイミングよく出品すると本来の価値よりも高く評価されることがあります。しかし、なかなかタイミングというのは掴みにくいので基本的には難しいといえます。
 
■発送までのコストが全て自己負担に…
過去にインターネットオークションやフリマアプリを使ったことのある方ならご存知かもしれませんが、取引の全工程を自分で行う必要があります。出品のための写真撮影や品物の梱包・発送にかかる手間や費用は、全て自己負担になってしまい、もし取引の中で発送時に損壊などのトラブルが起こってしまった際の対応も全て自己責任でしなくてはなりません。しかし、プロの目利きに依頼して買い取ってもらうとそういった手間や費用は一切かかりません。
 
■本来の価値よりも低く売ってしまう可能性も…
品物の価値を、インターネットに掲載されている平均取引額などから素人目で判断してしまうとその多くは本来の価値に満たない価格で販売してしまうことが十分に考えられます。これは、似たような品物であっても価値の違うものが多く存在するからこそ起こりうることなのです。きちんと判断できたとしても、その品物の本来の持ち味、色味や雰囲気が撮影機器や撮影方法(写すポイントなど)によっては損なってしまい、本来の価値に満たない取引されることも多々あります。また、インターネットオークションの場合、落札者は出来る限り低い価格でいい品物を購入しようとします。その結果、落札価格が本来の価値に満たずに終わってしまうことも十分に考えられます。
 
■まとめ
インターネットオークションやフリマアプリを利用すると、出品時の写真も写すポイントをしっかりと抑えていないときちんと評価してもらえなかったり、落札者が出来る限りいい品物を低く購入しようとすることで、取引価格が本来よりも低くなってしまうことがほとんどです。たとえ、希望価格通りに取引が成立したとしても、そのあとの梱包・発送時にかかる費用や、取引が完了するまでは発送時の損壊などによるトラブルなどにも気を配らないといけなくなります。タイミングによってはインターネットオークションやフリマアプリを利用することで高く売ることができる可能性もありますが、様々な費用やリスクを考えると、プロの目利きに見てもらうことをまずはおすすめします。ひるねこ堂ではどんな品物であっても買取査定を行なっています。ご希望の際はこちらに詳細を記載しておりますので是非ご覧ください。

【絵画・油彩画】岡部忠之「雪の九度山」

2026.01.04

こんにちは、ひるねこ堂二又瀬店です。
このたび大分県のお客様より岡部忠之の油彩画をお買取りいたしました。

 

岡部忠之は、現代の洋画界において一定の画論・表現世界を追究した作家として知られており、版画作品なども残されております。たとえば、版画誌『九州版画』収録の「機織」など、木版画を手がけた作品が文化庁所蔵資料や美術館コレクションに確認されております。 また、「裸の塔」などの作品も同誌に収録され、福岡市美術館等に所蔵されている例もあります。 ただし、油彩画作品に関しては公的なデータベース上で詳細な作家年表や代表作の記載は確認できておらず、本件をご依頼いただく作品は、おそらく比較的希少性の高いものと見立てられます。

 

本件「岡部忠之 油彩画」は、キャンバス地や絵具の盛り、色調構成、筆触感、構図構成など、作者の表現意図が色濃く反映された一点です。具象表現・抽象傾向、あるいは風景・人物・静物など、モチーフ構成は作品ごとに個性が異なります。

 

【査定において重視した主な視点】
本件油彩画を査定する際に着目した項目は、大きく以下の通りです。

 

  1. ■保存状態(キャンバスおよび画面の損傷有無)
    ヒビ、割れ、剥落、亀裂、絵具の浮きやクラック、裏打ち・張替えの有無を精査します。キャンバス端の緩み、継ぎ目の変形、裏面の補修跡も評価対象となります。
  2. ■絵具層・筆触・質感の残存度
    油彩の厚塗りや盛り込み表現、細部の筆触跡、層の奥行き感、光の反射・光沢/艶消し具合など、画面表現の質を丹念に見ることが重要です。
  3. ■色調バランス・構図完成度
    色彩の調和、明暗構成、空間処理、遠近感表現や見せ場のアクセントなど、構図・画面設計上の完成度を評価します。特に油彩画は色調の重ねや混色表現が価値判断に直結します。
  4. ■サイン・識別記号・裏書
    画面またはキャンバス裏面・額裏に作者サイン、タイトル・制作年の記載、油彩画証明書や来歴資料が添付されていれば、作品正当性を裏付ける要素になります。
  5. ■額装・額縁の仕様・付属品
    額縁の様式・素材・保存状態、マット・ガラス(額裏のアクリル等)仕様、裏板・箱などの付属物が揃っていると査定上プラス要素となります。
  6. ■希少性・流通実績・市場動向
    岡部忠之の油彩画が市場に出る頻度、過去の取引実績、類似作例の動向、現代洋画絵画市場の需給バランスを加味します。特に当該作家の油彩作品自体が稀少であれば、評価に反映されやすくなります。

【勲章】功五級金鵄勲章

2025.12.29

こんにちは、ひるねこ堂尼崎店です。
このたび宮城県のお客様より「功五級金鵄勲章」をお買取りいたしました。

 

功五級金鵄勲章(こうごきゅうきんしくんしょう)は、明治時代から昭和初期にかけて日本政府より授与された、非常に格式の高い軍功勲章です。この勲章は、国家のために軍事的功績を挙げた者に対して与えられる栄誉であり、その希少性と歴史的価値から、現在ではコレクターや歴史資料の収集家から高い評価を受けています。
当店では、功五級金鵄勲章をはじめとする旧日本の勲章や軍装品、記章などの買取を積極的に行っております。特に、保存状態が良好なものや、略綬や共箱が揃っている場合は、より高い評価が可能となります。また、授与者の略歴や関連する証書・書類が付属している場合は、歴史的資料としての価値が高まるため、査定額にも好影響を及ぼします。

 

金鵄勲章は、その等級ごとに意匠が異なり、功五級は比較的小型でありながらも精巧な造りが特徴です。中心に配された金色の鵄(トビ)と、菊花紋章が描かれたデザインは、日本の伝統美と軍事栄誉を象徴するものとして、国内外問わず評価されています。特に近年では、海外の軍事史愛好家の間でも日本の旧勲章に対する関心が高まっており、国際的な需要も見受けられます。

 

【ライター】ダンヒル クロコダイル

2025.12.29

こんにちは、ひるねこ堂尼崎店です。
このたび新潟県のお客様よりダンヒルのライターをお買取りいたしました。

 

英国紳士の象徴とも言える高級ブランド「ダンヒル(Dunhill)」。その中でも特に人気が高いアイテムの一つが、クラシックで重厚感あるデザインが魅力の「ダンヒルライター」です。精密な造りと洗練された佇まいにより、現在でも世界中のコレクターや愛煙家から根強い支持を集めています。当店では、そうしたダンヒルライターの買取を積極的に行っております。
 

【ダンヒルライターの魅力】
ダンヒルライターは、1920年代に初めて登場し、以来、数々の改良を重ねながら世界中で愛されてきました。真鍮製のボディに高級感のある仕上げを施したモデルが多く、手に持ったときの重量感と滑らかな着火動作が特徴です。ライターという実用品でありながら、美術工芸品としても価値が高く、特にヴィンテージモデルや限定品は高額で取引されることも少なくありません。

 

【よく見られるモデルとその特徴】
当店で買取実績の多いモデルには、ローラガスライター、ガスボンベ式のユニークなデザインを持つ「アクアタニウム」シリーズ、金属の質感を活かした「シルバープレート」や「ゴールドプレート」仕様のものなどがあります。また、オイルライターとは異なり、メンテナンスのしやすさと耐久性の高さも評価されている点です。

 

【状態による査定ポイント】
ダンヒルライターは、年式や型番だけでなく、保存状態や付属品の有無によっても査定額が大きく変わります。例えば、着火機能が正常に作動するか、外装にキズやへこみがないか、さらに専用の箱や保証書、説明書などが揃っている場合には、査定額が高くなる傾向があります。
特に古いモデルであっても、きちんとメンテナンスがされていれば、コレクターにとっては価値ある一品として高く評価されることもあります。そのため、多少の使用感があっても、まずはご相談いただくことをおすすめしております。

 

【ダンヒルライターの市場動向と買取需要】
現在、ダンヒルライターの市場価値は安定しており、国内外のヴィンテージ市場でも高い人気を保っています。特に生産終了モデルや数量限定品、コラボレーションモデルなどは、年々希少性が高まりつつあります。そうした背景から、当店でもお客様からの買取依頼が増加傾向にあります。

 

年末年始のお知らせ

2025.12.29

拝啓 師走の候、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。

 

さて、ひるねこ堂&つむぎ屋では年末年始の休業日につきまして、下記のとおり休業日とさせていただきます。
皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承いただきますようお願い申し上げます。

 

敬具

 

 

■年末年始休業日
 
=尼崎店/二又瀬店=
2025年12月30日(火)~2026年1月3日(土)
 
※2026年1月4日(日)より、通常営業を開始いたします。
 
=住吉店=
2025年12月29日(月)~2026年1月5日(月)
 
※2026年1月6日(火)より、通常営業を開始いたします。
 
※住吉店、松ケ丘町店へのご来店はスタッフ不在の事が多いため、事前にご一報頂けると幸いです。

【化石】アンモナイト

2025.12.25

こんにちは、ひるねこ堂尼崎店です。
このたび福井県のお客様よりアンモナイトの化石をお買取りいたしました。
 
化石と言えばアンモナイトを想像する方も多いと思いますが、アンモナイトは非常に種類が多く1万種近くにものぼるとも言われています。
 
今回のお品物は、半分に割られているタイプのもので、内部構造が非常にわかりやすくなっています。
左側の化石の断面を見てみると、綺麗な線が確認できます。
これは、アンモナイトの内部を仕切る「隔壁(かくへき)」と呼ばれる骨格です。
アンモナイトの化石には、表面を磨くことで美しい模様が浮かび上がるものがありますが、これは「縫合線(ほうごうせん)」と呼ばれ、隔壁の跡が表面に現れたものです。
この縫合線の模様は非常に多種多様で、アンモナイトの種類によってそれぞれ異なります。
その違いが、アンモナイトの化石を鑑賞する上での大きな魅力のひとつとなっています。

【木製彫刻】五野上功「福蛙」

2025.12.17

こんにちは、ひるねこ堂尼崎店です。
このたび岡山県のお客様より五野上功の木彫作品「福蛙」をお買取りいたしました。
 
五野上功は木彫および木彫彩色の分野で活動し、仏像や神像など、日本彫刻の伝統の中に新たな表現を打ち立ててきた作家です。例えば、日展出品歴を重ねる彫刻作品や、街角や公園に設置されたパブリックアートにおいても五野上功の名前が挙がることがあります。
 
本作品「福蛙」は、木材を素材とし、彫刻の技法として木彫を主軸に据えながら、「蛙」という身近な生き物をテーマに据えております。蛙という題材には古来「福が来る」「帰る(蛙)」「縁起が良い」といった語呂・象徴もあり、美術作品としても親しみ深いものです。彫刻としては、その素材の選定、彫り出しの切り込み具合、表情の捉え方、そして仕上げ(木肌の整え、木目の活かし、あるいは彩色・漆仕上げを伴う場合も)といった要素が、作品の完成度を左右します。
当店でお買取りした本作は、木の表情を活かしつつ、蛙のちょっとした躍動感や表情の豊かさが巧みに捉えられております。例えば、脚部の踏ん張り、背中から頭部にかけての曲線、そして木目が生きるように仕上げられた表面仕上げなど、彫刻としての質の高さを感じさせます。また、五野上功作品に見られるような、伝統的な彫刻技法を踏まえながら、現代的な感覚も併せ持つ造形意識がここにも表れていると評価いたしました。
 
木彫作品というジャンルは、材質・環境・保管条件によって状態に差が出やすく、また作家の認知度や技法の希少性が作品の評価を大きく左右します。いわば “素材 × 技法 ×状態 ×作家の意図” が絡み合う複雑な世界です。だからこそ、当店では日頃から木彫・彫刻専門の目を養い、最新の流通動向を把握しながら、一点一点を丁寧に査定しております。
 

【絵画・油彩画】藤井藤二郎「蝶」

2025.12.13

こんにちは、ひるねこ堂尼崎店です。
このたび福井県のお客様より藤井藤二郎の油彩画「」をお買取りいたしました。

 

【藤井藤二郎油彩画について】
藤井藤二郎さんの油彩画は、日本の洋画界において独自の表現力と高い技術力で評価される優れた作品群として知られています。

 

【油彩画の技法と藤井藤二郎作品の特徴】
油彩画は西洋から伝来した絵画技法で、顔料を油で練った絵具を用いて描かれる作品です。藤井藤二郎の油彩画にもこの技法の特性を活かした豊かな色彩表現と重厚な質感が見られます。油絵具の特徴である厚塗り技法や透明感のある薄塗り技法を巧みに使い分け、作品に深みと表現力を与えています。
藤井藤二郎の作品には、写実的な描写力と独自の色彩感覚が融合された魅力があります。特に自然風景や静物画において、細密な観察に基づいた描写と情感豊かな色調が調和し、見る者に深い印象を与える作品を数多く残しています。

 

【日本洋画市場における価値と需要動向】
藤井藤二郎さんの油彩画は、日本の洋画市場において安定した評価を受けています。近現代日本洋画への関心の高まりとともに、質の高い作品に対する需要は継続的に存在しております。
作品の価値判定においては、制作時期、画題、サイズ、保存状態、展覧会出品歴などが総合的に評価されます。美術雑誌への掲載実績や評論家による言及なども、作品の価値を裏付ける重要な資料として考慮されます。

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