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徳田八十吉「吉田屋写 双耳花入」

2019.06.30

 

お客様より買取致しました「徳田八十吉」の作品「吉田屋写 双耳花入」。

 

本日は「徳田八十吉」の作品についてご紹介いたします。

 

吉田屋写は、「吉田屋窯」の色釉に古九谷の青手を合わせた技法

 

吉田屋窯の絵の具は古九谷よりも一層落ち着いた渋さを持っております

 

源右衛門が清兵衛らの協力のもと素地と絵の具との調和を繰り替えし試した末に、見つけ出されたものと一説にあり、体現した形となった作品。

 

 

 

 

 

 

 

■~初代~■

 

徳田八十吉(とくだ やそきち) は、1873年 明治期より続く名門として知られる九谷焼きの陶芸家、代々受け継ぎ現在では四代目までその技術を継承。

初代の得意とした「吉田屋写し」、吉田屋窯の色釉に古九谷の青手を合わせた技法を用いり、青を主とした数種類の釉薬で表現した色鮮やかな陶磁器が特徴。

 

■~二代目~■

 

二代目 徳田八十吉は1923年に初代の養子となり師事、
1956年に二代目徳田八十吉を襲名、九谷焼の近代化を推進したとされる人物、後に八十吉の名を長男に譲り百々吉を名乗る。

 

■~三代目~■

 

そして、二代目の長男が襲名した1988年、三代目 徳田八十吉を名乗り、
1997年6月6日、重要無形文化財「彩釉磁器」の保持者として人間国宝に認定される。
釉薬で色彩を調整した鮮やかな群青色に強い個性に溢れたグラデーションを生み出して新たな境地を開拓したと言われているのが三代徳田八十吉である。

 


 

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