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片岡球子「めでたき富士」
2019.09.22
お客様より買取致しました片岡球子の作品「めでたき富士」。
本日は片岡球子の作品「めでたき富士」ついてご紹介いたします。
片岡球子の代表作である「富士」今まで見たことのないような表現、どこかモダンで芸術的見える作品は人を惹きつけるものがあります
片岡球子は、富士だけではなく裸婦画「ポーズ」の作品シリーズにも取り組み、常に探求心を持って創作に励んでいました
しかし、2008年 103歳を迎え、その生涯を遂げる事となりました
現在でも片岡球子の持っている独自の世界観で描かれた作品は高く評価されています。
■~落選の神様~■
片岡球子(かたやま たまこ)は神奈川県出身、1926年 専門学校卒業後は小学校教師に勤め、日々創作に励んでいたそうです。
画家を目指すということに両親から猛反発を受けていたことから後に勘当されてしまいます、ですがその後も創作は続け、入選と落選を繰り返すうちに「落選の神様」という異名までつけられてしまう時期もありました。しかし、その後1939年 第26回院展に「緑陰」が入選し院友に推挙されて以来は入選し続けその型破りな構成と大胆な色使いの独特な作品が世に徐々ではあるが受け入れられ始めていました、反対に「ゲテモノ」として批判する者もいました、それだけ世に認知され始めていた証拠だとも言えます。
■~小林古径~■
そんな球子は世間にゲテモノと言われている事に思い悩んでいたが、小林古径(こばやし こけい)に「今のあなたの絵はゲテモノに違いないが、ゲテモノと本物は紙一重の差だ… あなたの絵を絶対に変えてはいけない…」と励まされ、自身の作品への意気込みをさらに高めるものにしました。
■~富士山~■
球子は美しく描くことが全てではないと信じ、自身の信念に従った創作を続け、やがて従来の日本画の概念を揺るがすような力強い表現を確立。
後にそれが「富士山」シリーズであり特に高い評価を受ける事となりました。
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