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Namiki/ナミキ鑑定・高価買取いたします。

Namiki/ナミキ
日本の伝統工芸である蒔絵を世界に広めた高級万年筆ブランド「Namiki(ナミキ)」。20世紀初頭、日本の伝統工芸である「蒔絵」を施した万年筆が誕生しました。漆で仕上げた強く艶やかなボディ、匠による繊細かつ優美な意匠は世界各国で高い評価を受け、その技と精神はいまも蒔絵万年筆の最高峰ブランド「Namiki」に連綿と受け継がれています。

Namikiは、株式会社パイロットコーポレーションが展開する蒔絵万年筆の最高峰ブランドです。創業者である並木良輔氏の名前を冠し、日本の誇る伝統工芸「蒔絵」の技術を万年筆に応用した革新的な製品で世界的な評価を獲得しました。一本一本が手作業で制作される芸術品として、単なる筆記具の域を超えた美術工芸品としての価値を持っています。

高級蒔絵万年筆ブランドのナミキ(Namiki)は、1930年にパイロットとダンヒル社との提携により生み出されました。日本が誇る伝統工芸である蒔絵の漆喰の柄が美しい魅力的な芸術作品は、一級の美術品として海外でも高い評価を得ています。現在でも世界中のコレクターや万年筆愛好家から人気のあるブランドです。

Namikiの万年筆は、熟練した蒔絵師集団「國光會(こっこうかい)」の職人によって一本一本丁寧に制作されています。塗る・描く・蒔く・研ぐ。美しく繊細な蒔絵を生み出すため、4つの工程を幾度となく繰り返し蒔絵万年筆は完成します。完成までに必要な期間は3カ月以上、多いものだと130もの工程を経るものもあります。この徹底した手作業による製造工程こそが、Namikiが世界最高峰の蒔絵万年筆として評価される所以なのです。

漆の持つ独特の質感と蒔絵の華麗な装飾は、まさに日本の美の結晶といえます。漆は日本で古くから使われている、優れた天然の塗料です。高い堅牢性を持つだけでなく、使い込むほどにしっとりと手になじみ、美しい艶を保ちます。このように、Namikiの万年筆は使用するほどに味わいが深まり、所有者との絆を深めていく特別な存在となっています。

鑑定経験の豊富なスタッフが直接拝見・査定

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Namiki/ナミキ「どこよりも高く買取り査定」致します!

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当ページでは過去の買取事例からNamiki/ナミキの詳細まで細かく記載しております。
是非、最後のページまでお読みください。

ひるねこ堂について

Namiki/ナミキの買取実績

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種類や歴史

創業から世界展開までの軌跡
パイロットの創業者、並木良輔と和田正雄は共に商船学校(のちの東京海洋大学)出身。二人の出会いは、並木が機関長をしていた「有明丸」に和田が乗船した時でした。船上で半年余りの共同生活を通じて意気投合した二人は「いつか、日本から世界に誇れるものを送り出したい」と将来の夢について熱く語り合い、それ以後固い友情で結ばれる事になります。

1918年(大正7年)に並木製作所として創業した後、1926年(大正15年)に世界初の蒔絵万年筆を製作し、万年筆史に新たな1ページを刻みました。昭和初期、漆塗りの軸に、日本の伝統工芸である蒔絵を施したパイロットの蒔絵万年筆は、その実用性と工芸品的な美しさで、
世界各国で注目を集めます。

ダンヒル・ナミキの誕生と世界的評価
1926(大正15)年、パイロットが支店を開設したイギリス・ロンドンでは、アルフレッド・ダンヒル社が英国王室指定商として、広く欧州の王室や貴族間に絶大な信用を得ていました。パイロットの製品に対して最後まで責任を持つという姿勢、そして何より蒔絵万年筆の群を抜く美しさと高品質が認められ、1930(昭和5)年、ダンヒル社との間で販売代理店契約が成立しました。

この契約により「ダンヒル・ナミキ万年筆」が誕生し、ロンドン、パリ、ニューヨークといった世界の主要都市で販売されることになりました。英国王室御用達ブランドとの提携は、Namikiの品質と芸術性が世界最高水準であることの証明でもありました。

國光會の結成と技術の継承
「國光會(こっこうかい)」は、後に人間国宝となる松田権六氏を中心に1931年に結成された、蒔絵の作家集団です。「國光會」という名称は、創業者並木良輔により「相撲が日本の国技であるが如く、蒔絵は御国の光である」という意味で名付けられました。

大正15年、当社は、人間国宝であり蒔絵の最高権威の松田権六氏を招聘しました。入社後まもなく松田氏は、社内外の蒔絵師80名によるグループを組織しました。これが国光会のはじまりです。国光会は、蒔絵技術の進歩に大きく貢献するだけでなく、パイロット製の蒔絵万年筆が、世に注目される原動力となりました。現在も松田権六氏の技術を引き継いだ優秀な蒔絵作家が活躍しており、その作品には「國光會」の銘が輝いています。

主要コレクションとその特徴
エンペラーコレクション
Namikiの最高位シリーズがエンペラーコレクションです。およそ90年前に製作された大型蒔絵万年筆と同じ大きさの50号ペン、インキ止め機構をもち、軸材はエボナイトを削り出したうえで、高度な技術が必要とされる「研出高蒔絵」を施しています。龍、麒麟、金魚といった荘厳で迫力のある絵柄が特徴で、最高級の技法である「研出高蒔絵」により立体的で重厚な表現が可能となっています。

ユカリコレクション・ユカリロワイヤルコレクション
古来より日本で親しまれてきた四季折々の自然を、絵柄に合わせて研出高蒔絵や螺鈿といった様々な技法で色鮮やかに表現したユカリ コレクション。日常の中で携帯しご使用いただけるサイズながらも、細部にまで日本の美が宿っています。

ユカリロワイヤルコレクションは、エンペラーコレクションと同様に研出高蒔絵を用いながらも、より優雅で可憐な絵柄が特徴です。桃と鸚鵡、獅子の子落としといった品のある意匠が小さめの万年筆に精緻に描かれています。

チンキンコレクション
「チンキンコレクション」は、沈金といって漆芸技法の中の一つのことで、ノミを使って、漆を塗り上げたところに細かく絵を彫り上げていき、彫った場所に金箔・金粉を押し込めていく技法です。猫、桜、鶴、牡丹、虎、ススキ、松、闘鶏の全8種類の絵柄があり、漆黒と金のコントラストが非常に美しいコレクションです。

ニッポンアートコレクション
「富士山」「浮世絵」「折り紙」といった、世界でも広く知られている日本の伝統的かつ縁起の良い題材を、黒漆を背景に平蒔絵で描いたのがニッポンアートコレクションです。海外の方へのギフトとしても人気が高く、22種類の豊富な絵柄から選択することができます。

限定コレクション
2003年から展開しているリミテッドコレクションは、時流をとらえた絵柄を、研出高蒔絵や螺鈿といった様々な技法を用いて表現しています。それぞれの万年筆には限定生産を表すシリアルナンバーが刻まれ、世界中の万年筆愛好家からは垂涎の的となっています。
これらのコレクションは、それぞれ異なる蒔絵技法や意匠を用いており、購入者の好みや用途に応じて幅広い選択肢を提供しています。

鑑賞ポイント

日本伝統工芸の極致を味わう
Namikiの万年筆を鑑賞する最大のポイントは、日本の伝統工芸である蒔絵技術の素晴らしさです。1本1本に蒔絵師の作家銘が刻まれており、使えば使うほど手になじむ漆や蒔絵は、まるで芸術作品のようです。各作品には制作した蒔絵師の銘が記されており、その技術者の個性や技量を感じ取ることができます。

蒔絵技法の多様性と美しさ
Namikiでは様々な蒔絵技法が駆使されており、それぞれに独特の美しさがあります。最高位のエンペラーコレクションで用いられる「研出高蒔絵」は、漆を何層にも重ね塗りした上で炭で研ぎ出すという高度な技法で、立体的で重厚感のある表現が可能です。

一方、平蒔絵は比較的シンプルな技法ながら、洗練された美しさを持ち、日常使いにも適した上品な仕上がりとなります。螺鈿(らでん)技法では、虹色の光沢を持つ貝殻を埋め込むことで、光の角度により表情を変える幻想的な美しさを演出します。

漆の質感と経年変化
漆は使い込むほどに美しさを増す天然素材です。新品時の艶やかな光沢から、使用を重ねることで深みのある落ち着いた輝きへと変化していきます。この経年変化もNamikiの万年筆の大きな魅力の一つで、所有者だけが味わえる特別な体験となります。

絵柄に込められた意味と美意識
Namikiの万年筆に描かれる絵柄は、単なる装飾ではなく、日本の美意識や精神性が込められています。四季の移ろいを表現した花鳥風月、縁起の良い動物や植物など、それぞれに深い意味があり、日本文化への理解を深めることができます。

例えば、麒麟は平和と繁栄の象徴、竹は真っすぐな成長と強さの象徴、桜は美しい生命の儚さと美しさを表現しています。これらの意匠を理解することで、万年筆への愛着がより一層深まります。

書き心地という機能美
芸術性だけでなく、筆記具としての機能性も追求されているのがNamikiの特徴です。18金製のペン先は柔らかく滑らかな書き心地を実現し、日本語の繊細な線の表現にも適しています。重量バランスも計算し尽くされており、長時間の使用でも疲れにくい設計となっています。

收納ケースの芸術性
限定品には特別にデザインされた桐箱や漆塗りのケースが付属することがあります。これらの収納ケース自体も芸術品としての価値を持ち、万年筆と一体となった美術工芸品として楽しむことができます。

査定ポイント

シリーズ・モデルの特定と希少性の評価
Namikiの万年筆査定において最も重要なのは、正確なシリーズとモデルの特定です。「ユカリロワイヤルコレクション」「エンペラーコレクション」などが人気が高く、買取でも高く評価させて頂いています。特にエンペラーコレクションは最高位シリーズとして市場価値が高く、限定生産品では製造本数により大幅な価格差が生じます。

限定コレクションの場合、シリアルナンバーの確認が必須となります。製造本数が少ないほど希少価値が高まり、コレクターからの需要も増加するため、査定額に大きく影響します。

蒔絵師の作家銘の確認
各Namiki作品には制作した蒔絵師の作家銘が刻まれており、これが真贋判定と価値評価の重要な指標となります。人間国宝や著名な蒔絵師による作品は特に高値が期待できるため、作家銘の確認は査定において極めて重要なポイントです。

蒔絵技法の種類と施工品質
使用されている蒔絵技法の種類により価値が大きく変わります。最高級の「研出高蒔絵」は最も価値が高く、次いで「肉合研出高蒔絵」「高蒔絵」「平蒔絵」の順となります。また、螺鈿や沈金などの特殊技法が併用されている場合は、さらに評価が高まります。

漆と蒔絵の保存状態
ナミキを売るポイントは、蒔絵の漆喰の劣化に注意を払うことです。蒔絵は、乾燥や紫外線の影響で色褪せをしますので、使用後の保管は光の当たらない場所で保管をし、査定時には、柔らかい布で乾拭きしてバイヤーの印象を良くしましょう。

蒔絵の色褪せや剥がれ、漆の艶の消失は査定額に大きく影響します。特に金粉や銀粉の剥落、螺鈿の欠けなどは修復が困難なため、保存状態の良好さが重要な評価要素となります。

ペン先の状態と機能性
Namikiの万年筆には18金製のペン先が使用されており、その状態も重要な査定ポイントです。ペン先の変形、腐食、摩耗の程度により機能性が変わるため、実際にインクを入れた筆記テストも行われることがあります。

付属品の完備状況
付属品は購入時に近い状態なほど買取価格が高くなります。専用の桐箱、取扱説明書、包装紙、カートリッジインク等を用意しましょう。
特に以下の付属品の有無が査定に大きく影響します:
専用桐箱または漆塗りケース
取扱説明書・保証書
作家略歴書(限定品の場合)
オリジナル包装紙・外箱
専用インクボトル(限定品の場合)

年代と製造時期の判定
製造年代により同じシリーズでも仕様や価値が変わることがあります。初期のダンヒル・ナミキ時代の作品は特に希少価値が高く、「Dunhill-Namiki」の刻印があるものは高額査定の対象となります。

國光會の銘と品質保証
現在も、松田氏の意志を受け継いだ社内外の蒔絵師たちが、各地で漆芸品の製作にあたっています。そして、各々のNamiki作品には國光會および作家の銘が記されています。正規品には必ず「國光會」の銘が入っており、これが品質保証の印となります。

市場での評価と相場動向
Namikiの万年筆は世界的なコレクションアイテムとしての地位を確立しており、特に海外市場での評価が高いのが特徴です。オークション市場では予想を上回る高値で落札されることも多く、適正な市場価値の把握が重要となります。

総合的な芸術価値の評価
最終的には、蒔絵の芸術性、技法の難易度、希少性、保存状態、付属品の完備状況を総合的に判断して査定額が決定されます。単なる筆記具としてではなく、日本の伝統工芸品としての芸術価値を正しく評価できる専門知識を持った鑑定士による査定が不可欠です。

今回お譲りいただきましたお品物は、NAMIKIの万年筆『國光會倫史』でございます。このように、國光會の銘が入った作品は特に高い評価を受ける傾向にあり、専門的な知識を持つ鑑定士による適正な評価が重要となります。

これらの査定ポイントを総合的に評価することで、Namikiの万年筆の真の価値を見極め、適正な買取価格をご提示することが可能になります。ご所有のNamikiをお売りになる際は、ぜひ専門の鑑定士による査定をお受けください。

当社をご利用されたお客様

この度は弊社の出張買取をご利用いただきありがとうございます。
多くの物をお買取りできましたこと、大変喜ばしく思います。
一見すると価値がないように見えるものでも我々からすると価値があるということは往々にしてございます。 「こんなもの見せてもいいのかしら…」とお悩みになる方も多いですが、どのようなお品物でも喜んで拝見しますので、 まずは一度お気軽にご相談いただければと思います。
弊社では多くの都道府県に最低月に一度は訪問しておりますので、遠方であっても出張買取の対応が可能となります。

お客様のコメント

3歳の孫と一緒にお店に伺いました。父の趣味である掛け軸と陶器の買取依頼をしました。
初めてなので緊張しましたが、担当の方が孫が退屈にならないように笑顔で声かけして頂いて緊張もほぐれてとても良い雰囲気 になりました。また知識豊富な方のようでこの店で査定して頂いて満足しています。これからも機会があれば利用したいと思っています。

担当鑑定士からのコメント

この度はご来店いただき、誠にありがとうございます。 また、お父様の大切なお品物をご売却いただき、重ねてお礼申し上げます。
掛軸や陶磁器はどの時代のものなのか、どの作家のものなのかによって、金額が大きく異なります。 それらを特定するためには長年の経験によって裏打ちされた知識が必要となりますし、その時々の相場を把握するために国内外の相場を日々チェックしなければなりません。できる限りのご説明を差し上げましたが、ご満足いただいたようで何よりです。
弊社では単にお品物を拝見し、金額をご提示するだけでなく、 骨董品・美術品の鑑定という、なかなか体験することのない経験を良きものとして終えていただけるよう、 ご同行者様も含めて配慮いたしますので、ご安心してご利用いただけます。

お客様のコメント

引っ越し前に、父の遺品整理も兼ねて査定を依頼しました。骨董品に全く興味がなく値段の付け方も解らない私と母に、どういった物でどのような基準で値段を決めるのかを丁寧に教えて下さいました。また、初めに言っていた物に加え話してるうちに次々と思い出したかのようにタンスの奥から引っ張り出してくる母に対しても全く嫌な顔もせず最後まで親切に対応してくださ いました。
最近では沢山の買取り業者があり、私たち素人には何処が良いのかが全くわからず悩んでいましたが、ひるねこ堂さんの対応に安心し、納得して買い取って頂きました。私と同じような人が周りにいたら是非紹介させて頂きたいと思いました。

担当鑑定士からのコメント

この度は弊社の出張買取をご利用いただきありがとうございました。 お引越し前の整理のお手伝いができたようで何よりです。ご自宅の整理につきましては、実に多岐にわたるお品物を拝見することが多いので、それだけ幅広い知識が必要となります。 弊社の鑑定士は日々、知識の向上に努めておりますので、どのようなお品物でも喜んで拝見します。
もちろん、全てのお品物に精通しているわけではございませんので、必要に応じて各専門家に意見を伺います。
分からないまま買取することがないようにしておりますのでご安心してご利用くださいませ。

お電話での査定は0120-510-410まで