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MONTBLANC/モンブラン
世界最高峰の万年筆として広く知られるMONTBLANC（モンブラン）は、1906年にドイツ・ハンブルクで創業された筆記具の老舗ブランドです。ヨーロッパ最高峰の「モンブラン山」に由来するその名の通り、万年筆の世界でも頂点に君臨し続けています。
モンブランは1906年にドイツ・ハンブルクで創業された筆記具ブランドで、その名前はヨーロッパ最高峰「モンブラン山」に由来します。現在では万年筆、ボールペン、メカニカルペンシルを中心に、革製品や時計、ジュエリーまで幅広く展開する総合ラグジュアリーブランドとして発展しています。
モンブランの万年筆が多くの人々に愛され続ける理由は、その卓越した品質と職人技術にあります。熟練の職人が作り上げるその製造工程は100を超えており、試し書きをクリアしたものだけが世に出ることを許されます。一本一本が丹念に手作りされ、厳格な品質管理のもとで製造される万年筆は、まさに芸術品といえる美しさと機能性を兼ね備えています。
キャップトップに上品に入れられたシンボルマークや、手にしっくりとなじむ胴軸の上質な樹脂。これらを特徴とするモンブランの万年筆は「不変」の魅力を使い手に与え、持つ喜びを感じさせてくれる。そのホワイトスターのロゴは、雪に覆われたアルプス山脈の最高峰を6つのポイントで表現しており、モンブランの品格と高級感を象徴しています。
現代においても、モンブランは「書く道具」を超えた存在として多くの人々に愛用されています。万年筆1本で数万円から数十万円、中には限定品で100万円を超えるものもあり、その資産価値と希少性は骨董品の世界でも評価が高まっています。単なる筆記具ではなく、ステータスシンボルとして、そして貴重なコレクションアイテムとして、その価値は年々高まり続けています。
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MONTBLANC/モンブラン創業期から現代まで続く革新の歴史
モンブランの設立は1906年。文具商、銀行家、エンジニアの3人で万年筆を製作したのがブランドのスタートとされています。創業当時の社名は「シンプロ・フィラー・ペン」でしたが、モンブランという社名に変わったのは、マイスターシュテュックで最高峰の地位を確立した後の、1930年代に入ってからになります。
モンブランの歴史において最も重要な転換点となったのが、1924年の「マイスターシュテュック」の発表です。マイスターシュテュックは1924年に誕生し、「マイスターシュテュック149」の発売によって世界的な人気を獲得しました。すべては、職人が日常使いではない上質な万年筆をお客様から依頼された1924年に始まります。職人たちは、自分たちのために既に唯一無二の筆記具を作っていたことから、それらの作品を一般に発売することに決めました。
マイスターシュテュックシリーズの発展
1949年、モンブランは、3種類のモデルを発表しました。142、144、146です。3年後、新しいサイズのマイスターシュテュックが発表されます。アイコニックな 149 の誕生です。このマイスターシュテュック149は、世界中の重要な調印式の際にも使われてきた「マイスターシュテュック149」は、もっとも著名な筆記具と言われるモンブランの最高峰万年筆です。
代表的なシリーズと特徴
マイスターシュテュックシリーズ
モンブランの代名詞ともいえるマイスターシュテュックは、ドイツ語で「傑作」を意味し、その名の通りブランドの技術の粋を集めた最高傑作です。丸みを帯びた漆黒のボディは「プレシャスレジン」というモンブランオリジナル樹脂が使用されています。この特殊樹脂は耐熱性と強度に優れ、長期使用でも美しい光沢を保ち続けます。
サイズ展開は以下の通りです：
149：全長約147mm、軸径約17mmの最大サイズモデル
146（ル・グラン）：全長約139mm、軸径約14mmのスタンダードサイズ
145（クラシック）：全長約136mm、軸径約13mmのコンパクトサイズ
114（モーツァルト）：全長約108mm、軸径約12mmのポケットサイズ
限定品シリーズ
モンブランの魅力の一つが、数々の限定品シリーズです。1992年より文豪と呼ぶに相応しい世界的著名作家が毎年一人選ばれ、その人となりや作品がイメージされたデザインで製作される限定モデルが人気の作家シリーズです。
作家シリーズ
モンブランの作家シリーズとは1992年以降、毎年世界で「文豪」と呼ばれる著名作家を一人選び、その人物や作品から受けたインスピレーションを筆記具化するシリーズです。これまでにヘミングウェイ、アガサ・クリスティー、シェイクスピア、マルセル・プルーストなど、世界的な文豪たちが取り上げられてきました。
パトロンシリーズ
芸術と文化に貢献した人物に贈られる モンブラン・デ・ラ・キュルチュール – アート・パトロネージ・アワード を受賞した人物に敬意を表して 4810本（プレステージモデルは888本） 製作されるのがパトロンシリーズです。1992年から現在まで毎年発売されるモンブランの限定万年筆「パトロンシリーズ」。その初代のモデルが「ロレンツォ・デ・メディチ」です。
その他の主要シリーズ
スターウォーカー：現代的で洗練されたデザインが特徴の万年筆
ヘリテイジ：モンブランの伝統的なデザインを現代的に解釈したシリーズ
ボエム：コンパクトで持ち運びやすい実用性を重視したシリーズ
これらのシリーズはそれぞれ異なるコンセプトを持ち、使う人のライフスタイルや好みに合わせて選択できる豊富なラインナップを提供しています。
至高の職人技術が生み出す美しさ
モンブランの万年筆を鑑賞する際の最大のポイントは、その卓越した職人技術です。マイスターシュテュックのペン先は、熟練した職人が貴重なAu585またはAu750ゴールドのバンドから35の工程を経て丹念に作り上げます。ペン先には必ず「4810」の数字が刻印されており、これはモンブラン山の最高峰の高さをメートルで示しており、キャップとペン先にも刻印されています。
プレシャスレジンの漆黒の美しさ
モンブランの代名詞ともいえる深い漆黒の美しさは、独自開発のプレシャスレジンによるものです。この素材は単なるプラスチックではなく、耐熱性・強度が優れていて、様々なシーンで使用する万年筆でも傷がつきにくく美しい状態をキープすることができます。年月を経ても色褪せることなく、むしろ使い込むほどに深みを増していく様子は、まさに芸術品といえるでしょう。
ホワイトスターの輝き
モンブランは、多くのアイテムに星のブランドロゴを入れているのが特徴です。万年筆にもホワイトスターと呼ばれる星が刻まれており、6つのポイントは雪に覆われたアルプス山脈の最高峰をイメージしています。このホワイトスターは単なる装飾ではなく、モンブランの品質保証の象徴でもあります。
書き心地という機能美
見た目の美しさだけでなく、書き心地もモンブランの大きな魅力です。18金や14金のペン先が生み出す滑らかな書き心地、インクの伸び、そして手にフィットする絶妙なバランス。使用感の良さが愛用者を魅了し続けています。マイスターシュテュックは熟練職人が書き心地から書いた時の音までこだわって制作されており、その中でも厳しい検査をクリアした万年筆のみが世に並びます。
限定品の芸術的価値
限定品シリーズでは、さらに高度な装飾技術が施されています。8角形の断面をもつスターリングシルバー製のボディは、1920年代のモンブラン万年筆のデザインを踏襲。リベット留めされたシンプルなクリップや、サイドにローレットを施した天冠も当時のデザインに倣っています。作家シリーズやパトロンシリーズでは、それぞれのテーマに合わせた精密な彫刻や装飾が施され、まさに芸術品としての価値を持っています。
年代による違いを楽しむ
モンブランの＃149は1950年代から様々な仕様変更を重ね現在に至っており、ニブのバリエーションは実に７種類にもなります。年代ごとの微細な違いを見つけることも、コレクターにとっては大きな楽しみの一つです。インク窓のデザインの変遷、ピストンユニットの素材の違い、ペン先の刻印の変化など、時代を反映した様々な特徴を見比べることができます。
これらの鑑賞ポイントを理解することで、モンブランの万年筆をより深く味わうことができ、その真の価値を見極めることが可能になります。
ブランド・モデルの特定
モンブランの万年筆を査定する際の最重要ポイントは、正確なブランド・モデルの特定です。モンブランでは毎年、「作家シリーズ」や「パトロン・オブ・アート」などの限定コレクションを発表しています。中には1,000本以下の限定品もあり、市場に出回る数が少ないことからプレミア価格がつくことも珍しくありません。
年代・製造時期の判定
製造年代は査定額に大きく影響する要素です。特にマイスターシュテュックシリーズでは、年代により仕様が異なり、それぞれに固有の価値があります。70～80年代製の＃149は25ｇ、90年代以降製の＃149は32ｇとその違いはわずかですが、実際に持ってみると持ち上げた瞬間から分かるくらい違います。また、ピストンユニットの素材（プラスチック製か金属製か）、インク窓のデザイン、ペン先の刻印なども年代判定の重要な指標となります。
真贋の判定
モンブランは世界的に人気の高いブランドであるため、残念ながら偽物も多く出回っています。真贋の判定には以下のポイントが重要です：
ホワイトスターの品質と仕上げ
ペン先の「4810」刻印の精度
プレシャスレジンの質感と重量感
各部の精密な加工状態
付属品の品質（箱、説明書、保証書等）
コンディションの評価
万年筆の状態は査定額を大きく左右します。チェックポイントは以下の通りです：
外観：傷、ひび割れ、変色、摩耗の有無
ペン先：欠け、変形、腐食の状態
機能性：インクの吸入機構の動作状況
内部：インクの詰まり、パーツの損傷
モンブランの万年筆は"書く道具"を超え、まるで工芸品のような美しさを持っています。筆記具でありながら、高級時計やジュエリーに匹敵する存在感があり、骨董や美術品としての価値も見いだされています。そのため、わずかな傷や汚れでも査定額に影響することがあります。
付属品の確認
完品での査定は価値を大きく向上させます。重要な付属品には以下があります：
オリジナルボックス（外箱・内箱）
取扱説明書
保証書・証明書
インクボトル（限定品の場合）
特別なケースやスタンド（限定品の場合）
限定品・希少品の特別査定
限定販売数は年によって変わり、人気のある年代はその希少性からプレミア価格がついている場合もあります。特に作家シリーズやパトロンシリーズの場合、製造本数や市場での人気度により大幅に査定額が変動します。
市場価値の把握
万年筆市場は常に変動しており、特定のモデルが突然注目を集めることもあります。最新の市場動向を把握することが適正な査定には不可欠です。
専門知識による総合判定
経験豊富な鑑定士が、1点1点丁寧に拝見し、その品の本当の価値を見極めてご提示いたします。モンブランの万年筆は複雑で奥深い世界があるため、知識を持った鑑定士による総合的な判定が最も重要です。
買取強化中のアイテム
特に以下のようなアイテムは高価買取の対象となることが多いです：
マイスターシュテュック149（各年代）
作家シリーズ（特にヘミングウェイ、アガサ・クリスティー等の人気モデル）
パトロンシリーズ（ロレンツォ・デ・メディチ等の初期モデル）
金無垢モデル
蒔絵シリーズ
これらの査定ポイントを総合的に評価することで、モンブランの万年筆の真の価値を見極め、適正な買取価格をご提示することが可能になります。ご所有のモンブランをお売りになる際は、ぜひ鑑定士による査定をお受けください。
この度は弊社の出張買取をご利用いただきありがとうございます。
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この度はご来店いただき、誠にありがとうございます。 また、お父様の大切なお品物をご売却いただき、重ねてお礼申し上げます。
掛軸や陶磁器はどの時代のものなのか、どの作家のものなのかによって、金額が大きく異なります。 それらを特定するためには長年の経験によって裏打ちされた知識が必要となりますし、その時々の相場を把握するために国内外の相場を日々チェックしなければなりません。できる限りのご説明を差し上げましたが、ご満足いただいたようで何よりです。
弊社では単にお品物を拝見し、金額をご提示するだけでなく、 骨董品・美術品の鑑定という、なかなか体験することのない経験を良きものとして終えていただけるよう、 ご同行者様も含めて配慮いたしますので、ご安心してご利用いただけます。
引っ越し前に、父の遺品整理も兼ねて査定を依頼しました。骨董品に全く興味がなく値段の付け方も解らない私と母に、どういった物でどのような基準で値段を決めるのかを丁寧に教えて下さいました。また、初めに言っていた物に加え話してるうちに次々と思い出したかのようにタンスの奥から引っ張り出してくる母に対しても全く嫌な顔もせず最後まで親切に対応してくださ いました。
最近では沢山の買取り業者があり、私たち素人には何処が良いのかが全くわからず悩んでいましたが、ひるねこ堂さんの対応に安心し、納得して買い取って頂きました。私と同じような人が周りにいたら是非紹介させて頂きたいと思いました。
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もちろん、全てのお品物に精通しているわけではございませんので、必要に応じて各専門家に意見を伺います。
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お客様のコメント
3歳の孫と一緒にお店に伺いました。父の趣味である掛け軸と陶器の買取依頼をしました。
初めてなので緊張しましたが、担当の方が孫が退屈にならないように笑顔で声かけして頂いて緊張もほぐれてとても良い雰囲気 になりました。また知識豊富な方のようでこの店で査定して頂いて満足しています。これからも機会があれば利用したいと思っています。