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漆器/蒔絵鑑定・高価買取いたします。

漆器/蒔絵とは
漆器は、日本が世界に誇る伝統工芸品の一つであり、その歴史は縄文時代にまで遡ります。北海道函館市で発見された約9000年前の漆の装飾品は、世界最古の漆工芸品として知られており、日本における漆文化の長い歴史を物語っています。漆器という名称は、ウルシノキから採取される天然樹液「漆」を木製の器に塗り重ねて作られることに由来します。

漆は単なる塗料ではなく、優れた防水性、耐久性、抗菌性を持つ天然樹脂です。その主成分であるウルシオールが酸化重合することで、酸やアルカリ、アルコールにも強い堅牢な塗膜を形成します。この特性により、漆器は日常の食器から高級な調度品まで、長きにわたって日本人の生活に欠かせないものとなってきました。

蒔絵は、漆器の表面に施される代表的な装飾技法です。漆で絵や文様を描き、その漆が乾かないうちに金や銀などの金属粉を蒔いて付着させることで、華麗な装飾を生み出します。「蒔絵」という名称は、この「粉を蒔いて絵を描く」工程から名付けられました。海外では日本の漆器を「JAPAN」と呼ぶほど、漆器と蒔絵は日本を代表する工芸として世界的に認知されています。

漆器と蒔絵は、実用性と芸術性を兼ね備えた稀有な工芸品です。日々の生活で使用される椀や重箱から、茶道具、文箱、硯箱まで用途は多岐にわたります。また、武具や建築装飾にも用いられ、中尊寺金色堂のような国宝級の建造物にもその技術が活かされています。現代においても、その美しさと機能性から多くの愛好家に支持され続けており、骨董品市場においても高い評価を得ています。

鑑定経験の豊富なスタッフが直接拝見・査定

ひるねこ堂は、他店・他社とは違い、鑑定経験の豊富なスタッフが直接拝見・査定いたします。
なので、本来の価値をきちんと評価させていただくことが可能です。
また、ひるねこ堂では梨地蒔絵や螺鈿などの漆器/蒔絵を買取しております。
漆器/蒔絵などの査定・買取をお考えであれば、まず、ひるねこ堂へご相談ください。

漆器/蒔絵「どこよりも高く買取り査定」致します!

「年末年始の大掃除で漆器/蒔絵が見つかったがその価値が分からない...」、 「先祖からの遺品や、遺産相続で漆器/蒔絵の整理が必要になった...」、 「漆器/蒔絵とはどの様なものなのか分からないので持っていても仕方がない...」 など、漆器/蒔絵の買取り査定に悩みを抱えている方や、漆器/蒔絵とはどの様なものか知りたい方のお役に立てます。 さらに、ひるねこ堂では、他店・他社とは違い、鑑定経験の豊富なスタッフが直接拝見・査定いたしますので、漆器/蒔絵の持つ本来の価値をきちんと評価いたします。 また、ひるねこ堂では梨地蒔絵や螺鈿などの漆器/蒔絵を買取しております。 漆器/蒔絵などの売却をお考えであれば、ぜひともご相談ください。

どんな状態であっても、一点から丁寧に買取査定致します!

古くより家、蔵や倉庫、物置などに眠ったままの漆器/蒔絵などを一点一点丁寧に鑑定士が拝見・査定いたします。 「少し傷や汚れがついてしまっている...」、「いつの時代に作られた物か分からない...」、「作家名が分からない...」など、どんな状態の漆器/蒔絵でも品物の良し悪しに関係なく買取査定をいたします。 もちろん、買取査定のみの場合でもよろこんでお受けいたします。 また、その場合でも査定費・出張費はいただいておりません。 お持ちの品物も、知らないだけで実は想像以上に価値の高いものもありますので、 一点からの査定でももちろん、数種類の品物や複数お持ちの漆器/蒔絵がございましたら気軽にご相談ください。

当ページでは過去の買取事例から漆器/蒔絵の詳細まで細かく記載しております。
是非、最後のページまでお読みください。

ひるねこ堂について

種類や歴史

歴史の流れ
漆器の歴史は縄文時代に始まり、各時代を通じて独自の発展を遂げてきました。奈良時代には正倉院宝物の「金銀鈿荘唐大刀」に見られる「末金鏤」という技法が確認され、これが蒔絵の原型とされています。平安時代に入ると「蒔絵」という用語が使われるようになり、貴族社会において調度品や装身具に華麗な蒔絵が施されるようになりました。

鎌倉時代は漆芸技術の大きな転換期となりました。現在の蒔絵の基本技法である平蒔絵、研出蒔絵、高蒔絵が確立されたのもこの時代です。また、和歌山県の根来寺で生まれた「根来塗」も重要な技法として注目されます。根来塗は黒漆の上に朱漆を塗り、使用により朱漆が摩耗して黒漆が現れる独特の風合いが特徴です。この技法は後に紀州漆器の基盤となりました。

室町時代から安土桃山時代にかけては、足利将軍家や豊臣政権の庇護のもと、蒔絵技術がさらに発展しました。高台寺蒔絵に代表される豪華絢爛な作品が生まれ、南蛮貿易により日本の漆器がヨーロッパに輸出されるようになりました。この時代の作品は、現在でも美術史上重要な位置を占めています。

江戸時代には各藩が殖産興業の一環として漆器製作を奨励し、全国各地に特色ある漆器産地が誕生しました。輪島塗、会津漆器、津軽塗、山中漆器など、現在でも著名な産地の多くがこの時代に基盤を築きました。また、印籠や刀装具への精緻な蒔絵が流行し、武士や町人の間で愛用されました。

主要な種類と産地
日本全国には20を超える漆器産地があり、それぞれ独自の特徴を持っています。石川県の輪島塗は最高級実用漆器として知られ、堅牢さと美しさを兼ね備えています。福島県の会津漆器は蒔絵装飾の美しさで評価が高く、和歌山県の紀州漆器は根来塗を起源とする伝統的な技法で知られます。

青森県の津軽塗は変わり塗りの代表格で、何十回もの塗り重ねと研ぎ出しにより独特の文様を生み出します。石川県の山中漆器は轆轤技術に優れ、薄く軽やかな仕上がりが特徴です。京都の京漆器は華やかな蒔絵技術で知られ、福井県の越前漆器は古い歴史を持つ産地として評価されています。

蒔絵の技法も多様です。平蒔絵は最も基本的な技法で、漆で描いた文様に金粉を蒔いて仕上げます。研出蒔絵は金粉を蒔いた上に漆を塗り込み、乾燥後に研ぎ出して文様を現す技法で、落ち着いた光沢が特徴です。高蒔絵は文様部分を高く盛り上げて立体感を出す技法で、最も技術的に難易度が高いとされています。

鑑賞ポイント

技法による美の違い
漆器と蒔絵を鑑賞する際は、まず使用されている技法を見極めることが重要です。平蒔絵は金粉が直接的に輝き、はっきりとした文様が特徴です。文様部分がわずかに盛り上がっており、指で触れるとその違いを感じることができます。一方、研出蒔絵は金粉と漆面が同じ高さになっており、滑らかな手触りと落ち着いた光沢を示します。

高蒔絵は立体感のある表現が魅力で、文様が明確に盛り上がっています。この技法では、漆上げ、炭粉上げ、錆上げなどの下地技法により、複雑な立体表現が可能となります。肉合研出蒔絵は高蒔絵と研出蒔絵を組み合わせた最高技法で、なめらかな面の中に立体感のある表現が巧みに配置されています。

梨地の美しさは、その微細な金粉が作り出す質感にあります。光の当たり方により表情が変化し、見る角度によって異なる美しさを楽しむことができます。特に黒漆地に施された梨地は、深い奥行きを感じさせる効果があります。

査定ポイント

漆器と蒔絵の査定において最も重要な要素は、作家と制作時代の特定です。人間国宝に認定された松田権六、寺井直次、室瀬和美などの作品は特に高い評価を受けます。また、柴田是真、原羊遊斎、一后一兆といった明治期の名工の作品も高値で取引されています。

現代作家では、中村宗哲、豊平翠香、清瀬一光、赤塚自得などの作品が注目されています。これらの作家の作品は技術的完成度の高さと芸術性を兼ね備えており、市場でも安定した評価を得ています。作家の特定には作風、技法、銘款の研究が不可欠であり、専門的な知識と経験が要求されます。

また、技法の完成度、保存状態、付属品の有無、来歴の明確さなども査定を大きく左右する要素です。輪島塗、会津漆器、紀州漆器などの有名産地や、伝統工芸品指定を受けた産地の作品は、そのブランド力から高く評価されます。

当社をご利用されたお客様

この度は弊社の出張買取をご利用いただきありがとうございます。
多くの物をお買取りできましたこと、大変喜ばしく思います。
一見すると価値がないように見えるものでも我々からすると価値があるということは往々にしてございます。 「こんなもの見せてもいいのかしら…」とお悩みになる方も多いですが、どのようなお品物でも喜んで拝見しますので、 まずは一度お気軽にご相談いただければと思います。
弊社では多くの都道府県に最低月に一度は訪問しておりますので、遠方であっても出張買取の対応が可能となります。

お客様のコメント

3歳の孫と一緒にお店に伺いました。父の趣味である掛け軸と陶器の買取依頼をしました。
初めてなので緊張しましたが、担当の方が孫が退屈にならないように笑顔で声かけして頂いて緊張もほぐれてとても良い雰囲気 になりました。また知識豊富な方のようでこの店で査定して頂いて満足しています。これからも機会があれば利用したいと思っています。

担当鑑定士からのコメント

この度はご来店いただき、誠にありがとうございます。 また、お父様の大切なお品物をご売却いただき、重ねてお礼申し上げます。
掛軸や陶磁器はどの時代のものなのか、どの作家のものなのかによって、金額が大きく異なります。 それらを特定するためには長年の経験によって裏打ちされた知識が必要となりますし、その時々の相場を把握するために国内外の相場を日々チェックしなければなりません。できる限りのご説明を差し上げましたが、ご満足いただいたようで何よりです。
弊社では単にお品物を拝見し、金額をご提示するだけでなく、 骨董品・美術品の鑑定という、なかなか体験することのない経験を良きものとして終えていただけるよう、 ご同行者様も含めて配慮いたしますので、ご安心してご利用いただけます。

お客様のコメント

引っ越し前に、父の遺品整理も兼ねて査定を依頼しました。骨董品に全く興味がなく値段の付け方も解らない私と母に、どういった物でどのような基準で値段を決めるのかを丁寧に教えて下さいました。また、初めに言っていた物に加え話してるうちに次々と思い出したかのようにタンスの奥から引っ張り出してくる母に対しても全く嫌な顔もせず最後まで親切に対応してくださ いました。
最近では沢山の買取り業者があり、私たち素人には何処が良いのかが全くわからず悩んでいましたが、ひるねこ堂さんの対応に安心し、納得して買い取って頂きました。私と同じような人が周りにいたら是非紹介させて頂きたいと思いました。

担当鑑定士からのコメント

この度は弊社の出張買取をご利用いただきありがとうございました。 お引越し前の整理のお手伝いができたようで何よりです。ご自宅の整理につきましては、実に多岐にわたるお品物を拝見することが多いので、それだけ幅広い知識が必要となります。 弊社の鑑定士は日々、知識の向上に努めておりますので、どのようなお品物でも喜んで拝見します。
もちろん、全てのお品物に精通しているわけではございませんので、必要に応じて各専門家に意見を伺います。
分からないまま買取することがないようにしておりますのでご安心してご利用くださいませ。

お電話での査定は0120-510-410まで