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SEKI CUT/セキカット
2025.09.22
SEKI CUT/セキカットとは
SEKI CUT/セキカットは、世界三大刃物産地として名高い岐阜県関市で、2000年にアウトドアナイフ部会に所属する有力なナイフメーカー20社が協同で立ち上げた共同ブランドです。800年の伝統を誇る関市の刃物製造技術を結集し、21世紀の夢のナイフブランドとして世界市場に向けて発信されました。現在では多くの製造工場が閉鎖され、職人の高齢化により生産が終了しているため、骨董品・コレクターズアイテムとして高い注目を集めています。
関市は鎌倉時代から続く日本刀鍛冶の聖地として知られ、「折れず、曲がらず、よく切れる」という美濃伝の理念を現代ナイフ製造に継承してきました。ドイツのゾーリンゲン、イギリスのシェフィールドと並ぶ世界三大刃物産地の一角を担う関市において、SEKI CUTブランドは関刃物産業連合会が厳選したナイフに与えられる特別な称号でした。その品質の高さと希少性から、現在は廃番・限定品として骨董品市場で重要な位置を占めています。
SEKI CUTの設立背景には、1992年に関市の20社のアウトドアナイフメーカーが関刃物産業連合会内にアウトドアナイフ部会を設立し、1999年に共同ブランド化を決定した経緯があります。アメリカや日本のカスタムナイフメーカーとのコラボレーション製品も手がけ、国際的な評価を得ていました。しかし、職人の後継者不足や工場の閉鎖により、現在では「幻のナイフブランド」として語り継がれています。特に新品未使用品や初期モデルは、コレクター市場において高い価値を持つ貴重な骨董品となっています。
Spyderco/スパイダルコ
2025.09.22
Spyderco/スパイダルコとは
Spyderco/スパイダルコは、1978年にアメリカ・コロラド州で創業された革新的なナイフメーカーで、現在では骨董品・コレクターアイテム市場において極めて高い評価を受けているブランドです。創業当初はナイフの刃先を研ぐ「トライアングルシャープメーカー」の製造から始まりましたが、1981年に最初のフォールディングナイフである「C01ワーカー」を発表し、ナイフ業界に革命をもたらしました。この記念すべき初期モデルは、現在では骨董品として極めて高い価値を持つコレクターズアイテムとなっています。
スパイダルコの最大の特徴は、ブレードに開けられた特許技術である「サムホール」(丸い穴)です。この革新的なデザインは、片手での安全な開閉を可能にし、グローブを着用したままでも操作できる実用性を実現しました。右利き・左利きを問わない汎用性も備えており、従来のサムスタッド方式に比べてかさばらない優れた設計として、ナイフ業界の新たな標準を確立しました。この独創的なサムホール機構は、現在でもスパイダルコのアイデンティティとして受け継がれており、初期モデルから現代まで一貫した設計思想の証として、コレクター市場で高く評価されています。
もう一つの重要な特徴は「スパイダルコ・セレーション」と呼ばれる独特の波刃加工です。小波刃2:大波刃1:小波刃2のパターンで配置されたこの波状加工は、濡れたロープや厚手の繊維質素材の切断に優れた性能を発揮します。この技術的革新により、スパイダルコは単なる刃物メーカーを超えた存在として認知され、プロフェッショナルユーザーからアウトドア愛好家まで幅広い層に支持されました。現在では、初期のセレーション搭載モデルや限定生産品が骨董品市場で注目を集めており、特に1980年代から1990年代にかけて製造されたヴィンテージモデルは、その希少性と技術的価値から高い市場評価を維持しています。
Tsuge/柘植
2025.09.22
Tsuge/柘植とは
Tsuge/柘植は、日本のナイフ界において極めて特異な存在として知られる作家・軍事評論家の柘植久慶氏(1942年6月21日生まれ、愛知県蒲郡市出身)がデザインした伝説的なサバイバルナイフシリーズです。柘植久慶氏は本名を平木啓一といい、慶應義塾大学法学部政治学科を卒業後、実戦経験を積んだ極めて稀有な経歴を持つ人物として知られています。その経歴は一般的なナイフデザイナーとは一線を画し、1961年に大学1年生でありながらコンゴ動乱に参加、翌1962年にはアルジェリア戦争においてフランス外人部隊の格闘技教官として中尉待遇で従軍するという、まさに実戦の修羅場を潜り抜けた本物の体験を持っています。
柘植氏は1973年より作家活動を開始し、1999年2月時点で118点もの著作を発表する多作な作家でもありました。その著作は体験記、サバイバルガイドブック、ミリタリーアクション小説、歴史小説など多岐にわたり、特に『サバイバル・バイブル』シリーズは広く読まれ、日本のサバイバル文化に大きな影響を与えました。このような実戦経験と豊富な知識を背景として生み出されたTsugeナイフは、単なる工芸品やコレクターズアイテムを超えた、真の実用性を追求したサバイバルツールとして設計されています。
Tsugeナイフは岐阜県関市の刃物技術により製造され、伝統的な日本の刃物製造技術と柘植氏の実戦経験から得られた知見が融合した独特の存在感を放っています。現在は生産が終了しており、その希少性から骨董品・コレクターズアイテムとしての価値が年々高まっています。1990年代のナイフブーム期に製造されたこれらの製品は、当時の日本のナイフ文化を象徴する貴重な文化遺産としても評価されており、ナイフ愛好家のみならず、軍事史や戦後文化史の研究者からも注目を集める存在となっています。
Moki Knife/モキナイフ
2025.09.21
Moki Knife/モキナイフとは
Moki Knife/モキナイフは、1907年に岐阜県関市で創業された老舗ナイフメーカーで、現在では骨董品・コレクターアイテム市場において極めて高い評価を受けているブランドです。当初は桜井ナイフ製作所として出発し、1980年代に現会長である桜井茂貴氏の名前にちなんで「MOKI KNIFE」に社名を変更しました。1987年からは自社ブランドの展開を本格化し、「ファクトリーナイフとしては世界一美しい」と評される精緻なナイフ製造で世界的な名声を確立しています。
モキナイフの最大の特徴は、工場生産品でありながらカスタムナイフに匹敵する品質と美しさを実現していることです。創業以来116年間にわたって「人の手に握られる道具は、人の手から生み出されなければならない」という哲学を貫き、一本一本に情熱を注いだ丁寧な手作業による製造を続けています。特に刃付けの精密さは業界でも伝説的で、「箱出しで産毛が剃れる」と称されるほどの完成度を誇っており、この技術力の高さが骨董品としての価値を支えています。
また、モキナイフはアメリカの権威ある組織KNIFE MAKERS GUILDの会員企業としても知られ、カーショウ、ベレッタなど世界の一流ブランドからOEM生産を委託される技術力を有しています。この国際的な評価と信頼は、「宝石のようなナイフ」と称される美しさと相まって、コレクター市場での高い需要を生み出しています。現在では初期モデルや限定品、特別仕様品などが骨董品として注目を集めており、特に1987年の自社ブランド開始初期から1990年代にかけて製造されたモデルは、その希少性と完成度の高さから高い市場価値を維持しています。
VICTORINOX/ビクトリノックス
2025.09.21
VICTORINOX/ビクトリノックスとは
VICTORINOX(ビクトリノックス)は、1884年にスイスのシュヴィーツ州イーバッハで刃物師カール・エルズナーによって創設された、世界最高峰のマルチツールメーカーです。ブランド名は創業者の母親の名前「ビクトリア(VICTORIA)」と、ステンレス鋼のフランス語表記「イノックス(INOX)」を組み合わせたもので、家族への愛情と革新的な技術への追求を象徴しています。
同社が世界的な名声を獲得したのは、1891年にスイス陸軍への軍用ナイフ納入が決定されたことがきっかけでした。さらに1897年には、現在のスイスアーミーナイフの原型となる「オリジナル・オフィサー・アンド・スポーツナイフ」の特許を取得し、マルチツールの歴史において画期的な地位を確立しました。この製品は、単なる道具を超えた存在として、スイスの国家的象徴となり、世界中の軍隊、探検家、そして日常生活における必需品として愛用されています。
現在のVICTORINOXは、マルチツール、キッチンナイフ、腕時計、トラベル&ビジネスギア、フレグランスの5つの商品カテゴリーを展開するグローバル企業として発展を遂げています。その製品は130年以上にわたって培われてきたスイスの精密技術と品質管理により、世界120カ国以上で販売され、累計生産本数は5億本を超える記録的な成果を残しています。骨董品としても高い価値を持つVICTORINOXは、技術革新の歴史と文化的意義を体現する貴重なコレクターズアイテムとして評価されています。
buck/バック
2025.09.21
buck/バックとは
Buck/バックは、1902年にアメリカ・カンザス州で鍛冶屋の見習いだったホイト・バック(Hoyt Buck)によって創業された、世界屈指のナイフメーカーです。現在では骨董品・アンティーク市場においても高い評価を受けており、コレクターや愛好家から熱い視線を注がれています。
創業者ホイト・バックは、使い古したヤスリを原材料として独自の熱処理技術を開発し、従来のナイフとは一線を画する切れ味と耐久性を実現しました。この革新的な技術は第二次世界大戦中に大いに評価され、アメリカ軍兵士たちの間で愛用されたことから、Buck/バックナイフの名声は不動のものとなりました。戦後、息子のアル・バックと共にサンディエゴに移住し、1947年に「H.H. Buck & Son」として本格的な事業を開始。そして1964年、ナイフ業界に革命をもたらすModel 110フォールディングハンターを発表し、世界初の安全な折りたたみ式ロックブレード機構を完成させました。
現在、Buck/バックは4世代にわたって受け継がれる家族経営のナイフメーカーとして、アメリカを代表するブランドの地位を確立しています。特に1960年代から1980年代に製造された初期モデルは、骨董品としての価値が高く、コレクター市場では稀少性と品質の高さから注目を集めています。永久保証制度「Buck Forever Warranty」に象徴される品質への自信と、Made in USAにこだわった製造姿勢は、時代を超えて愛され続ける理由といえるでしょう。
花台
2025.09.21
花台とは
花台とは、花瓶や植木鉢、盆栽などを美しく飾るために用いられる台座のことです。単なる実用品を超えた芸術作品として、日本の伝統文化において重要な役割を果たしてきました。茶道や華道、盆栽文化の発展とともに、花台もまた独自の美意識と技術を結集した工芸品として進化を遂げています。
現代においても、花台は骨董品市場で高い評価を受ける貴重な品として位置づけられています。特に古い時代に制作された花台は、当時の職人技術の粋を集めた逸品として、コレクターや愛好家から熱い注目を集めています。床の間を彩る低い形状のものから、洋風のフラワースタンドのような背の高いものまで、その種類は実に多様です。
花台の魅力は、使用される素材の高級性と製作技術の精緻さにあります。黒檀、紫檀、花梨といった唐木三大銘木をはじめ、屋久杉、黒柿などの希少木材、さらには根来塗や螺鈿細工といった伝統的装飾技法が施されたものまで、その価値は計り知れません。特に江戸時代から明治時代にかけて制作された作品は、時代の美意識と職人の技術力が結実した文化財的価値を有しています。
当店では、こうした貴重な花台一点一点を専門知識を持つ鑑定士が丁寧に鑑定し、適正な価格での買取を行っております。お客様のご自宅で長年大切にされてきた花台が、次の世代へと受け継がれるお手伝いをさせていただきます。ご使用になる機会がなくなった花台がございましたら、ぜひ一度ご相談ください。
時代家具
2025.09.21
時代家具とは
時代家具とは、主に江戸時代後期から明治、大正、昭和初期にかけて製作された、100年以上の歴史を持つ日本の伝統的な家具のことです。現代の大量生産品とは一線を画し、熟練した職人の手によって一点一点丁寧に作り上げられたこれらの家具は、単なる実用品を超えた芸術作品として高い価値を持っています。江戸時代の庶民文化の発展とともに生まれた時代家具は、当時の人々の生活様式や美意識、そして優れた木工技術を今に伝える貴重な文化遺産です。
時代家具の魅力は、その機能性と美しさの絶妙な調和にあります。茶箪笥、水屋箪笥、船箪笥、薬箪笥といった用途別の箪笥をはじめ、それぞれが特定の目的のために設計されながらも、装飾金具や木目の美しさ、全体のバランスなど、美的要素も重視されています。特に船箪笥は海運商人が貴重品を保管するために使用した特殊な箪笥で、水の侵入を防ぐ桐材の使用や精巧な隠し箱の仕組みなど、当時の技術力の高さを物語る傑作です。
また、李朝家具という朝鮮王朝時代(14世紀末~20世紀初頭)に製作された韓国の伝統家具も、時代家具の重要な一分野として高く評価されています。両班と呼ばれる高級官僚が使用していた李朝家具は、儒教精神に基づく「清雅」「簡潔」な美意識を反映し、素朴でありながら気品に満ちたデザインが特徴です。日本の民芸運動の父である柳宗悦をはじめ、多くの文化人に愛されてきた李朝家具は、現在でも国内外のコレクターから熱い注目を集めています。
当店では、こうした時代家具の歴史的価値と芸術的価値を正しく評価し、専門知識を持つ鑑定士が一点一点丁寧に鑑定いたします。ご自宅で使われなくなった古い箪笥や家具がございましたら、処分される前にぜひ一度ご相談ください。思いがけない価値を秘めた逸品である可能性があります。
楽器
2025.09.21
楽器とは
楽器とは、音楽を奏でるために人の手によって作られた道具の総称です。特に日本の伝統楽器である和楽器は、千年以上の歴史を持つ貴重な文化遺産として、現代においても高い価値を有しています。尺八、三味線、琴、雅楽器をはじめとする和楽器は、単なる演奏道具を超えた芸術作品として、骨董品市場でも注目を集める存在です。
これらの楽器は、熟練した職人による手作業で丁寧に制作され、使用される素材や技法、作家の銘などによってその価値が大きく左右されます。真竹、象牙、べっ甲、紅木といった天然素材を用いた楽器は、時を経るごとにその美しさと音色に深みを増し、コレクターや愛好家から高い評価を受けています。また、各流派に伝承される製作技法や装飾技術は、日本の工芸文化の粋を集めたものであり、文化的価値と経済的価値を併せ持つ貴重な品々といえるでしょう。
近年では、和楽器への関心の高まりとともに、古い楽器への需要も増加しており、適切な査定と保存によってその価値を正しく評価することが重要になっています。当店では、専門知識を持つ鑑定士が、お客様の大切な楽器一点一点を丁寧に鑑定し、適正な価格での買取を行っております。演奏機会がなくなった楽器や、ご家庭で眠っている古い楽器がございましたら、ぜひ一度ご相談ください。
漆器/蒔絵
2025.09.21
漆器/蒔絵とは
漆器は、日本が世界に誇る伝統工芸品の一つであり、その歴史は縄文時代にまで遡ります。北海道函館市で発見された約9000年前の漆の装飾品は、世界最古の漆工芸品として知られており、日本における漆文化の長い歴史を物語っています。漆器という名称は、ウルシノキから採取される天然樹液「漆」を木製の器に塗り重ねて作られることに由来します。
漆は単なる塗料ではなく、優れた防水性、耐久性、抗菌性を持つ天然樹脂です。その主成分であるウルシオールが酸化重合することで、酸やアルカリ、アルコールにも強い堅牢な塗膜を形成します。この特性により、漆器は日常の食器から高級な調度品まで、長きにわたって日本人の生活に欠かせないものとなってきました。
蒔絵は、漆器の表面に施される代表的な装飾技法です。漆で絵や文様を描き、その漆が乾かないうちに金や銀などの金属粉を蒔いて付着させることで、華麗な装飾を生み出します。「蒔絵」という名称は、この「粉を蒔いて絵を描く」工程から名付けられました。海外では日本の漆器を「JAPAN」と呼ぶほど、漆器と蒔絵は日本を代表する工芸として世界的に認知されています。
漆器と蒔絵は、実用性と芸術性を兼ね備えた稀有な工芸品です。日々の生活で使用される椀や重箱から、茶道具、文箱、硯箱まで用途は多岐にわたります。また、武具や建築装飾にも用いられ、中尊寺金色堂のような国宝級の建造物にもその技術が活かされています。現代においても、その美しさと機能性から多くの愛好家に支持され続けており、骨董品市場においても高い評価を得ています。
買取実績
骨董品
茶道具











