買取実績
【煎茶道具】清正木人 高麗青磁象嵌雲鶴文 涼炉組
参考買取価格 7,000円
こんにちは、ひるねこ堂松ヶ丘店です。
このたび神奈川県のお客様より清正木人「高麗青磁象嵌雲鶴文 涼炉組」をお買取りいたしました。
涼炉(りょうろ)とは、煎茶席・煎茶道具の一つで、冬場に火をともして温めるための炉(火鉢的な役割)として使われる器物です。茶事・煎茶席の演出にも重要な役割を果たし、炉壇を構成する際には蔵炉に代わる涼炉が用いられるケースなどもあります。
本件は、朝鮮・高麗時代(918–1392年)に製作された「青磁」器という器型で、さらに象嵌による「雲鶴文」が配された、極めて装飾性の高い一品です。青磁象嵌雲鶴文の技法は、高麗青磁の装飾において代表的なモチーフのひとつとされており、雲と鶴という吉祥図柄が器面に広がることで、茶席のみならず美術的関心も高い作品です。
〇査定時の確認ポイント
当該涼炉の買取査定にあたり、当店では以下の複数の観点を特に重視しました。
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- 素材・技法・文様の明瞭さ
→高麗青磁の特徴である淡い瑠璃青・灰青緑の釉色の発色を確認しました。
→象嵌技法(器体に線刻または彫込みを設け、異地を嵌め込む技法)であり、雲鶴の文様が白黒象嵌または深浅象嵌で構成されていることが図柄の価値を高める要素です。
→「雲鶴文」がきちんと描かれているか、図柄の残存状態・風格・造形の優雅さを重視しました。
- 素材・技法・文様の明瞭さ
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- 造形・器形・用途適合性
→涼炉という用途を考える上で、口径・高台の構え・火入れの形式・炉用台との相性など、茶席で実際に用いられる構造かを確認しました。
→器体の安定性、引き足(高台)部分や底部の処理、文様が器形のどの面に配置されているかなど「使える茶道具」としての機能性も査定対象です。
- 造形・器形・用途適合性
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- 状態・保存の良否
→釉剥がれ・チップ(欠け)・ヒビ・修復跡・高台裏の窯キズや経年による変色などを丁寧に確認しました。
→さらに、香炉としての炉機能を損なわないか、金属製の炉金・炉縁がある場合はその状態、火入れ時の煤汚れ・内面焼け等もチェックしました。
- 状態・保存の良否
- 来歴・付属品・証明性
→共箱・書付・落款・作家名・制作年代が明記されているかどうかも査定に大きく影響します。「清正木人」の落款が認められること、また保存年代が確認できる書附があるかが評価ポイントとなりました。
→所有履歴や茶席で実際に用いられた痕跡(茶跡・使用痕)についても確認いたしました。


| 作家名: | 清正木人 |
| 作品名: | 高麗青磁象嵌雲鶴文涼炉組 |
| ご依頼地域: | 神奈川県鎌倉市 |
| 買取方法: | 出張買取 |
※買取価格については相場の変動により変化いたしますので上記の金額とならない可能性もございます。
※状態などにより金額は変動いたしますのでご了承くださいませ。
この作品の評価価格の理由
釉の発色が美しく、象嵌文様も鮮明で欠損・著しい変色等がなく、器形・底部・高台までも良好な状態を保っており、また書付も備わっており、真贋・製作年代・技法に関しても裏付けを得られたため、当店としても安心して査定をお提示できる品と位置付けました。
ひるねこ堂では煎茶道具などの美術品・骨董品を高価買取りいたしております。 骨董品・美術品の高価買取、蔵整理・遺品整理なら「ひるねこ堂」にお任せください。 お客様のご連絡を心よりお待ちしております。
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