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花台鑑定・高価買取いたします。

花台とは
花台とは、花瓶や植木鉢、盆栽などを美しく飾るために用いられる台座のことです。単なる実用品を超えた芸術作品として、日本の伝統文化において重要な役割を果たしてきました。茶道や華道、盆栽文化の発展とともに、花台もまた独自の美意識と技術を結集した工芸品として進化を遂げています。

現代においても、花台は骨董品市場で高い評価を受ける貴重な品として位置づけられています。特に古い時代に制作された花台は、当時の職人技術の粋を集めた逸品として、コレクターや愛好家から熱い注目を集めています。床の間を彩る低い形状のものから、洋風のフラワースタンドのような背の高いものまで、その種類は実に多様です。

花台の魅力は、使用される素材の高級性と製作技術の精緻さにあります。黒檀、紫檀、花梨といった唐木三大銘木をはじめ、屋久杉、黒柿などの希少木材、さらには根来塗や螺鈿細工といった伝統的装飾技法が施されたものまで、その価値は計り知れません。特に江戸時代から明治時代にかけて制作された作品は、時代の美意識と職人の技術力が結実した文化財的価値を有しています。

当店では、こうした貴重な花台一点一点を専門知識を持つ鑑定士が丁寧に鑑定し、適正な価格での買取を行っております。お客様のご自宅で長年大切にされてきた花台が、次の世代へと受け継がれるお手伝いをさせていただきます。ご使用になる機会がなくなった花台がございましたら、ぜひ一度ご相談ください。

時代家具とは
時代家具とは、主に江戸時代後期から明治、大正、昭和初期にかけて製作された、100年以上の歴史を持つ日本の伝統的な家具のことです。現代の大量生産品とは一線を画し、熟練した職人の手によって一点一点丁寧に作り上げられたこれらの家具は、単なる実用品を超えた芸術作品として高い価値を持っています。江戸時代の庶民文化の発展とともに生まれた時代家具は、当時の人々の生活様式や美意識、そして優れた木工技術を今に伝える貴重な文化遺産です。

時代家具の魅力は、その機能性と美しさの絶妙な調和にあります。茶箪笥、水屋箪笥、船箪笥、薬箪笥といった用途別の箪笥をはじめ、それぞれが特定の目的のために設計されながらも、装飾金具や木目の美しさ、全体のバランスなど、美的要素も重視されています。特に船箪笥は海運商人が貴重品を保管するために使用した特殊な箪笥で、水の侵入を防ぐ桐材の使用や精巧な隠し箱の仕組みなど、当時の技術力の高さを物語る傑作です。

また、李朝家具という朝鮮王朝時代(14世紀末~20世紀初頭)に製作された韓国の伝統家具も、時代家具の重要な一分野として高く評価されています。両班と呼ばれる高級官僚が使用していた李朝家具は、儒教精神に基づく「清雅」「簡潔」な美意識を反映し、素朴でありながら気品に満ちたデザインが特徴です。日本の民芸運動の父である柳宗悦をはじめ、多くの文化人に愛されてきた李朝家具は、現在でも国内外のコレクターから熱い注目を集めています。

当店では、こうした時代家具の歴史的価値と芸術的価値を正しく評価し、専門知識を持つ鑑定士が一点一点丁寧に鑑定いたします。ご自宅で使われなくなった古い箪笥や家具がございましたら、処分される前にぜひ一度ご相談ください。思いがけない価値を秘めた逸品である可能性があります。

楽器とは
楽器とは、音楽を奏でるために人の手によって作られた道具の総称です。特に日本の伝統楽器である和楽器は、千年以上の歴史を持つ貴重な文化遺産として、現代においても高い価値を有しています。尺八、三味線、琴、雅楽器をはじめとする和楽器は、単なる演奏道具を超えた芸術作品として、骨董品市場でも注目を集める存在です。

これらの楽器は、熟練した職人による手作業で丁寧に制作され、使用される素材や技法、作家の銘などによってその価値が大きく左右されます。真竹、象牙、べっ甲、紅木といった天然素材を用いた楽器は、時を経るごとにその美しさと音色に深みを増し、コレクターや愛好家から高い評価を受けています。また、各流派に伝承される製作技法や装飾技術は、日本の工芸文化の粋を集めたものであり、文化的価値と経済的価値を併せ持つ貴重な品々といえるでしょう。

近年では、和楽器への関心の高まりとともに、古い楽器への需要も増加しており、適切な査定と保存によってその価値を正しく評価することが重要になっています。当店では、専門知識を持つ鑑定士が、お客様の大切な楽器一点一点を丁寧に鑑定し、適正な価格での買取を行っております。演奏機会がなくなった楽器や、ご家庭で眠っている古い楽器がございましたら、ぜひ一度ご相談ください。

漆器/蒔絵とは
漆器は、日本が世界に誇る伝統工芸品の一つであり、その歴史は縄文時代にまで遡ります。北海道函館市で発見された約9000年前の漆の装飾品は、世界最古の漆工芸品として知られており、日本における漆文化の長い歴史を物語っています。漆器という名称は、ウルシノキから採取される天然樹液「漆」を木製の器に塗り重ねて作られることに由来します。

漆は単なる塗料ではなく、優れた防水性、耐久性、抗菌性を持つ天然樹脂です。その主成分であるウルシオールが酸化重合することで、酸やアルカリ、アルコールにも強い堅牢な塗膜を形成します。この特性により、漆器は日常の食器から高級な調度品まで、長きにわたって日本人の生活に欠かせないものとなってきました。

蒔絵は、漆器の表面に施される代表的な装飾技法です。漆で絵や文様を描き、その漆が乾かないうちに金や銀などの金属粉を蒔いて付着させることで、華麗な装飾を生み出します。「蒔絵」という名称は、この「粉を蒔いて絵を描く」工程から名付けられました。海外では日本の漆器を「JAPAN」と呼ぶほど、漆器と蒔絵は日本を代表する工芸として世界的に認知されています。

漆器と蒔絵は、実用性と芸術性を兼ね備えた稀有な工芸品です。日々の生活で使用される椀や重箱から、茶道具、文箱、硯箱まで用途は多岐にわたります。また、武具や建築装飾にも用いられ、中尊寺金色堂のような国宝級の建造物にもその技術が活かされています。現代においても、その美しさと機能性から多くの愛好家に支持され続けており、骨董品市場においても高い評価を得ています。

盆栽鉢とは

盆栽文化において樹木と一体となって自然の美を表現する重要な器物です。単なる植木鉢ではなく、樹木の生育を支える大地の役割と、盆栽全体の美的価値を高める芸術的な役割を兼ね備えた特殊な陶磁器として発展してきました。盆栽愛好家の間では「樹が先か鉢が先か」と言われるほど、盆栽鉢選びは重要なテーマとなっています。

盆栽の起源は中国の「盆景」文化にあり、約2000年以上の歴史を持っています。中国では唐代の遺跡から世界最古の鉢植えの壁画が発見されており、既にこの時代から植物を鉢に植えて鑑賞する文化が存在していました。日本には平安時代から鎌倉時代にかけて伝来し、日本独自の発展を遂げました。盆栽鉢もまた、この長い歴史の中で実用性と芸術性を兼ね備えた独特の器物として完成されていきました。

現代の盆栽鉢は、主に中国産と日本産に分類されます。中国産の盆栽鉢は美術品としての価値が高く、特に古い時代のものは「古渡り」「中渡り」「新渡」といった時代区分で分類され、骨董品としても高い評価を受けています。一方、日本産の盆栽鉢は大正時代から昭和時代にかけて本格的な生産が始まり、常滑焼、瀬戸焼、信楽焼、萬古焼などの各産地で独自の特色を持った作品が作られています。

盆栽鉢の最大の特徴は、その多様性にあります。素材、形状、釉薬、装飾技法など、あらゆる要素が樹木との調和を考慮して作られています。素焼きの「泥物」は土の質感を活かした素朴な美しさを持ち、釉薬をかけた「色物」は華やかな装飾性を備えています。また、鉢の形状も樹木の樹形や品種に合わせて、長方形、正方形、円形、楕円形、多角形など多彩な種類が存在します。これらの要素が組み合わさることで、盆栽全体の世界観を表現する重要な構成要素となっています。

印籠/根付とは
印籠(いんろう)と根付(ねつけ)は、江戸時代から明治時代にかけて日本で発達した携帯装身具として、現在では国内外で高く評価される骨董品・美術工芸品です。これらは単なる実用品の枠を超えて、日本の美意識と職人技術が結集された芸術作品として、コレクターや美術愛好家から特別な注目を集めています。

印籠は、本来は印鑑と朱肉を携帯するための小さな容器でしたが、江戸時代には常備薬を入れる薬籠として普及しました。一方、根付は印籠や煙草入れ、巾着などの「提げ物」を帯から吊り下げるための留め具として機能していました。両者は紐で結ばれた一体の装身具として使用され、江戸時代の男性にとって欠かせないファッションアイテムでした。

これらの携帯用具が特別な価値を持つのは、その装飾性と芸術性にあります。印籠には蒔絵、螺鈿、象嵌、彫金などの高度な装飾技法が施され、根付には精密な彫刻が刻まれました。手のひらに収まるほど小さな空間に、職人たちは卓越した技術と美的感覚を込めて作品を仕上げました。

印籠と根付の組み合わせは、持ち主の身分、経済力、美的センスを表現する手段でもありました。武士階級から始まり、やがて町人階級にも広がったこれらの装身具は、江戸時代の「粋」の文化を象徴する存在として発達しました。

現代においては、実用性を失った後も美術品として高い評価を受け続けています。特に海外での評価は日本国内以上に高く、ヨーロッパやアメリカの主要美術館には優れた印籠・根付コレクションが所蔵されています。この国際的な評価により、現在では日本の伝統文化を代表する重要な美術工芸品として位置づけられています。

骨董品市場においても、印籠・根付は比較的安定した需要を誇る分野です。特に江戸時代から明治時代にかけての優品は希少性が高く、著名作家による作品や特殊な技法が用いられた作品には高い評価が与えられます。また、セットで残っている場合の価値はさらに高くなる傾向があります。

火鉢とは
火鉢(ひばち)は、日本の伝統的な暖房器具として長い歴史を持つ骨董品・古美術品です。陶磁器、木材、金属などで作られた器に灰と炭を入れて燃焼させ、暖房や湯沸かし、簡単な調理に使用されました。現在では実用品としての役割を終えたものの、その美術的価値と文化的意義から、骨董品収集家や古美術愛好家の間で求められるお品物がございます。

火鉢の最大の特徴は、薪とは異なり炭を燃料とすることで煙が出ず、室内でも安全に使用できることでした。この利便性により、奈良・平安時代には上流階級の武家や公家に愛用され、江戸時代から明治時代にかけては庶民の生活にも深く浸透しました。当初は単なる実用品でしたが、時代と共に装飾性が重視され、美術工芸品としての側面を強く持つようになりました。

火鉢には多様な種類があり、形状により長火鉢、角火鉢、六角火鉢、丸火鉢などに分類されます。素材別では木製火鉢、陶磁器製火鉢、金属製火鉢に大別され、それぞれに独特の美しさと価値があります。特に江戸時代から明治時代にかけて制作された火鉢には、蒔絵、螺鈿、彫金、象嵌などの高度な装飾技法が施され、単なる暖房器具を超えた芸術作品として完成されました。

現代においては、電気やガスによる近代的な暖房器具の普及により実用的な需要は失われましたが、その歴史的価値と美術的価値は益々高まっています。

骨董品市場において火鉢は、作家物や装飾の美しいもの、希少な素材を使用したものに特に高い評価が与えられます。著名な陶芸家や漆芸家による作品、紫檀や黒檀などの高級木材を使用した長火鉢、精巧な蒔絵や螺鈿細工が施された大名火鉢などは、コレクターの間で人気の高いアイテムです。

また、火鉢は付属品と合わせて評価されることもございます。火箸、五徳、銅壺などの道具が揃っている場合、火鉢本体と合わせて総合的な評価を行いますのでご一緒にご相談ください。

面とは
能面と神楽面は、日本の伝統文化の精神性を体現した貴重な芸術品として、古くから多くの人々に敬愛されてきました。これらの面は単なる演劇道具を超えて、日本人の美意識、宗教観、そして精神世界の深淵を映し出す文化遺産であり、現在では骨董品として非常に高い価値を持っています。

能面は、能楽において主役であるシテが着用する仮面で、観阿弥・世阿弥によって大成された室町時代から現代まで、六百年以上にわたって日本の舞台芸術を支えてきました。一見無表情に見える面が、演者の微細な動きによって豊かな感情表現を見せる「中間表情」の技法は、世界でも類を見ない独特の美的体験を提供します。神楽面は、神道の神事である神楽で使用される面で、神々の降臨や悪霊退散を願う宗教的な意味を持ち、各地域の信仰と結びついて独自の発展を遂げました。

これらの面の魅力は、その精神性にあります。面を制作する面打ち師は、単に形を模倣するのではなく、その面に宿る魂や神性を表現することを目指してきました。優れた面には、制作者の技術と精神性が結実し、見る者の心を揺さぶる力があります。また、長い年月を経た古面には、使用された舞台の記憶と、それを愛用した演者や神職の想いが刻まれており、まさに「生きた芸術品」として価値を持っています。

現代においても、国内外の骨董品コレクターや日本文化愛好家から高い関心を集めており、特に室町時代から江戸時代にかけての古面や、著名な面打ち師による作品は、美術館級の価値を持つものも少なくありません。

煙管/煙管入とは
煙管(きせる)と煙管入は、日本が世界に誇る伝統的な喫煙具として、骨董品・古美術品の世界で特別な地位を占めています。現代では喫煙文化の変化により日常的に見ることは少なくなりましたが、その美術工芸品としての価値は時代を超えて評価されています。

煙管は、細かく刻んだ刻みたばこを専用の火皿に詰めて楽しむ日本独自の喫煙器具です。一方、煙管入は煙管を収納・保護するための筒状の容器で、多くの場合、刻みたばこを入れる煙草入と組み合わせて使用されました。これらは単なる実用品を超え、江戸時代から明治時代にかけて、持ち主の地位や美意識を表現する装身具として発達しました。

語源については諸説ありますが、最も有力とされるのはカンボジア語の「クセル(パイプの意味)」が訛ったという説です。また、ポルトガル語やスペイン語の「吸う」を意味する言葉に由来するという説も存在します。いずれにしても外来の文化が日本で独自の発展を遂げたことを物語っています。

骨董品市場において煙管と煙管入は、その芸術性の高さから常に注目を集める分野です。
特に著名な職人による作品や、金・銀などの貴金属を用いたもの、精巧な装飾が施された作品には高い評価が与えられます。また、江戸時代の粋な文化を体現する品として、コレクターの間では非常に人気の高いジャンルとなっています。

現在では健康志向の高まりや法規制の強化により、実際に喫煙目的で使用されることは稀になりましたが、日本の伝統文化を象徴する美術品として人気です。特に海外のコレクターからの関心も高く、国際的な評価も得ています。

竹細工とは
竹細工は、日本古来より受け継がれてきた伝統工芸品として、骨董品市場において特別な地位を占めています。竹を素材として編み込みや加工を施して作られる細工物の総称で、日用品から茶道具、芸術性の高い工芸品まで幅広い分野にわたって発展してきました。その魅力は、竹という天然素材が持つしなやかさ、強靭性、そして独特の美しい色合いにあります。

日本に自生する竹は約600種を超えるといわれ、その中でもマダケ、モウソウチク、ハチクは「日本三大有用竹」として竹工芸の主要な素材となっています。竹は繊維が細かく縦方向に割れやすい性質を持ち、細い竹ひごに加工することで複雑で繊細な編組が可能となります。また、内部が空洞で軽量でありながら弾力性に優れ、湾曲しやすく加工性が良いという特性から、古くから生活用具の素材として重宝されてきました。

骨董品としての竹細工は、単なる実用品の域を超えた芸術作品として高く評価されています。特に江戸時代以降に発達した茶道文化の影響により、茶道具としての花籠や茶杓、茶筅などが洗練され、実用性と美的価値を兼ね備えた工芸品として確立されました。現在でも人間国宝をはじめとする優れた作家たちが活動し、伝統技法を継承しながら新しい表現を模索し続けています。

竹細工の歴史的価値は、日本の文化史と密接に関わっています。奈良時代の正倉院宝物には「東大寺の華籠」や「法隆寺の竹厨子」といった国宝級の竹工品が収蔵されており、千利休作とされる「園城寺」の竹花入は茶道史上の名品として知られています。これらの作品は、竹細工が単なる工芸品ではなく、日本文化の重要な構成要素であることを物語っています。

書道具とは
書道具は、日本の文化と芸術の根幹を支える貴重な道具類の総称です。中国から伝来した書道とともに日本に根付いた書道具は、単なる筆記用具の枠を超え、芸術作品としての価値を持つ美術品として発展してきました。特に「文房四宝」と呼ばれる筆・墨・硯・紙は、書道を愛する人々にとって欠かすことのできない存在です。

現代においても、書道具は多くの愛好家やコレクターから高い評価を受けています。デジタル化が進む時代だからこそ、手で文字を書く美しさと精神性を体現する書道具の価値は、むしろ高まっているといえるでしょう。古梅園や墨運堂といった老舗メーカーの製品から、蒔絵を施した硯箱まで、書道具は幅広い分野で収集の対象となっております。

書道具の魅力は、その実用性と芸術性の両立にあります。優れた書道具は使い手の技量を最大限に引き出し、同時に所有する喜びをもたらします。また、長い歴史の中で培われた製作技術と伝統的な美意識が込められており、日本文化の深さを物語る貴重な文化遺産でもあります。茶道具と並んで日本の美意識を代表する書道具は、国内外の収集家から注目を集め続けています。

■骨董品とは何か
骨董品とは、時代を経て受け継がれてきた「古き良き時代の珍しい品物」や「歴史的価値を持つ古物」を指します。これらは単なる古い物ではなく、文化的・芸術的な価値を秘めた貴重な遺産です。
具体的には、書画・掛軸、陶磁器、茶道具、刀剣、漆器、古い家具、装身具などが該当します。これらの品々は、その時代の職人技術や美意識、生活様式を現代に伝える重要な文化的資産として位置づけられています。
日本では骨董品の年代基準について厳密な規定はありませんが、一般的には製作から数十年以上経過し、歴史的・文化的価値が認められる物品が骨董品として扱われます。重要なのは単純な古さではなく、その品物が持つ文化的意義や希少性、芸術性です。
あなたのご自宅に眠る「古くて特別に見える品物」も、実は価値ある骨董品である可能性があります。見た目だけでは判断できない隠れた価値を秘めているかもしれません。

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古くより家、蔵や倉庫、物置などに眠ったままの骨董品などを一点一点丁寧に鑑定士が拝見・査定いたします。「少し傷や汚れがついてしまっている...」、「いつの時代に作られた物か分からない...」、「作家名が分からない...」などどんな状態の骨董品でも品物の良し悪しに関係なく買取査定をいたします。もちろん、買取査定のみの場合でもよろこんでお受けいたします。また、その場合でも査定費・出張費はいただいておりません。お持ちの品物も知らないだけで実は想像以上に価値の高いものもありますので、一点からの査定でももちろん、数種類の品物や複数お持ちの骨董品がございましたら気軽にご相談ください。

当ページでは過去の買取事例から骨董品の詳細まで細かく記載しております。
是非、最後のページまでお読みください。

ひるねこ堂について

種類や歴史

花台の歴史は、日本の茶道文化と密接に関わりながら発展してきました。室町時代に茶の湯が確立されると、花を美しく飾るための台座として花台が重要視されるようになりました。特に茶道における「花寄せ」という式法では、季節の草花を花台に盛り付け、参席者が順番に花入れに生けていくという優雅な作法が生まれ、花台は欠かせない茶道具として位置づけられました。

江戸時代に入ると、花台の種類と技術は飛躍的に発展を遂げます。この時代の特徴的な技法として注目すべきは根来塗です。紀州根来寺で1288年頃から始まったとされる根来塗は、黒漆の上に朱漆を塗り、使い込むことで朱色が擦り減り、下地の黒漆が美しい模様として浮かび上がる独特の美しさを持っています。根来塗の花台は、時間とともに深まる美しさから「用の美」を体現した工芸品として高く評価されています。

螺鈿細工を施した花台も、この時代の傑作として知られています。青貝、夜光貝、鮑貝、蝶貝などの貝殻を薄く削り、漆地に埋め込む螺鈿技法は、虹色に輝く宝石のような美しさを醸し出します。江戸時代には螺鈿を施した家具や調度品が大量にヨーロッパに輸出され、西洋の貴族階級から絶大な人気を博しました。螺鈿花台は現在でも国内外のコレクターから熱い視線を注がれています。

明治時代以降は、斑竹を用いた花台も注目を集めました。斑竹とは表面に天然の斑文を持つ竹の総称で、正倉院にも収蔵されている歴史ある素材です。ハンモンチクやシチクなどの天然斑竹のほか、無文の竹に彩色によって人工的に斑紋を描く「仮斑竹」という技法も発達しました。竹特有のしなやかさと斑紋の美しさが調和した斑竹の花台は、茶道具としても鑑賞品としても高い価値を持っています。

根卓という特殊な形式の花台も、茶道文化の中で独特の発展を遂げました。根卓は自然木の根部分を活かした台座で、人工的な加工を最小限に抑えることで、自然の造形美を最大限に活かした作品として茶人たちに愛され続けています。

鑑賞ポイント

花台の鑑賞において最も重要なのは、使用されている素材の質と希少性です。唐木三大銘木である黒檀、紫檀、花梨は、それぞれ独特の色調と木目の美しさを持っています。黒檀は漆黒の色調と重厚な質感が特徴で、磨くほどに深い光沢を放ちます。紫檀は赤褐色の美しい色合いと緻密な木質で知られ、時間とともに色調が深まっていきます。花梨は独特の縞模様と温かみのある色調が魅力で、その美しい木目は「花梨杢」として珍重されています。

屋久杉を使用した花台は高い価値を持ちます。屋久杉は樹齢千年以上の古木で、現在は国有林として伐採が制限されているため、江戸時代から明治時代にかけて制作された屋久杉の花台は極めて希少な存在です。屋久杉特有の緻密な年輪と美しい杢目は、他の木材では表現できない独特の風格を醸し出しています。

装飾技法の観察も重要な鑑賞ポイントです。根来塗の花台では、朱漆の摩耗具合と下地の黒漆の現れ方に注目しましょう。自然な使用による摩耗は美しい模様を描き、人工的な摩耗とは明らかに異なる味わいを持っています。また、「京根来」「黒根来」「曙塗」といった技法の違いも見どころの一つです。

螺鈿細工においては、使用されている貝の種類と厚さ、そして配置の巧妙さが重要です。厚貝は重厚感があり、薄貝は繊細な色彩変化を楽しめます。特に裏彩色という技法で制作された「色底螺鈿」は、貝の虹色と彩色の組み合わせが絶妙な美しさを生み出します。文様の題材も鑑賞のポイントで、花鳥風月、四季の移ろい、古典文学の場面など、日本の美意識が凝縮された図案が展開されています。

形状と構造も見逃せない要素です。脚付きの花台では、脚部の彫刻や透かし彫りの技術に職人の技量が現れます。猫脚、虎脚といった動物をモチーフにした脚部や、幾何学的な透かし模様は、それぞれ時代の美意識を反映しています。また、花台の大きさと比例、全体のバランスも美的価値を左右する重要な要素です。

査定ポイント

花台の査定においては、素材の種類と品質が最重要ポイントとなります。唐木三大銘木である黒檀、紫檀、花梨の花台は基本的に高い評価を受けますが、その中でも木目の美しさ、色調の深さ、材質の緻密さによって査定額が大きく変動します。特に古い時代の良質な材料を使用したものは、現在では入手困難な希少材として高額査定の対象となります。

屋久杉の花台は高い評価を受けます。現在は国有林として保護されているため、新たな伐採は極めて限定的で、江戸時代から明治時代の屋久杉材は文字通り貴重な文化財級の素材です。屋久杉特有の緻密な年輪と独特の香りは、真贋判定の重要な手がかりとなります。黒柿も同様に希少価値の高い材料として評価されます。

装飾技法の査定では、根来塗の真正性と状態が重要です。本物の根来塗は時間をかけて自然に摩耗したもので、人工的に作られた模造品とは明確に区別されます。摩耗の自然さ、下地の黒漆の質、全体の経年変化の具合などを専門的に判定します。江戸時代前期の古い根来塗は特に高い評価を受け、室町時代まで遡るものは極めて稀な逸品として扱われます。

螺鈿細工の査定では、使用されている貝の種類と質、細工の精緻さ、図案の優美さが評価されます。青貝、夜光貝、鮑貝などの高級な貝材を使用し、繊細な細工が施されたものは高額査定となります。特に江戸時代の南蛮漆器の系譜を引く螺鈿花台は、国際的な価値を持つ美術品として評価されます。螺鈿の剥離や欠損の程度も査定に大きく影響します。

斑竹を使用した花台では、斑紋の自然さと美しさが重要な査定ポイントです。天然の斑竹は人工的な仮斑竹よりも高く評価され、斑紋の配置や濃淡のバランスが美しいものは特に価値が高くなります。竹の状態、ひび割れや虫食いの有無、全体の保存状態も査定に影響します。

保存状態は査定額に直結する重要な要素です。木部の割れ、虫食い、カビ、変色などの損傷は査定額を下げる要因となりますが、軽微な経年変化は古美術品としての味わいとして評価される場合もあります。特に構造的な損傷がないか、修復歴の有無なども詳細に検査します。

付属品の有無も査定に大きく影響します。桐箱、共箱、説明書、由来書などが揃っていると査定額の向上が期待できます。特に著名な茶道家の書付がある場合や、展覧会出品歴がある場合は、文化的価値も加味された査定となります。

当店では、これらすべての要素を総合的に判断し、現在の市場価値を正確に反映した査定を行っております。長年培った専門知識と豊富な取引実績に基づき、お客様の大切な花台を適正に評価いたします。査定は無料で承っておりますので、価値の分からない花台でも、まずはお気軽にご相談ください。

当社をご利用されたお客様

この度は弊社の出張買取をご利用いただきありがとうございます。
多くの物をお買取りできましたこと、大変喜ばしく思います。
一見すると価値がないように見えるものでも我々からすると価値があるということは往々にしてございます。 「こんなもの見せてもいいのかしら…」とお悩みになる方も多いですが、どのようなお品物でも喜んで拝見しますので、 まずは一度お気軽にご相談いただければと思います。
弊社では多くの都道府県に最低月に一度は訪問しておりますので、遠方であっても出張買取の対応が可能となります。

お客様のコメント

3歳の孫と一緒にお店に伺いました。父の趣味である掛け軸と陶器の買取依頼をしました。
初めてなので緊張しましたが、担当の方が孫が退屈にならないように笑顔で声かけして頂いて緊張もほぐれてとても良い雰囲気 になりました。また知識豊富な方のようでこの店で査定して頂いて満足しています。これからも機会があれば利用したいと思っています。

担当鑑定士からのコメント

この度はご来店いただき、誠にありがとうございます。 また、お父様の大切なお品物をご売却いただき、重ねてお礼申し上げます。
掛軸や陶磁器はどの時代のものなのか、どの作家のものなのかによって、金額が大きく異なります。 それらを特定するためには長年の経験によって裏打ちされた知識が必要となりますし、その時々の相場を把握するために国内外の相場を日々チェックしなければなりません。できる限りのご説明を差し上げましたが、ご満足いただいたようで何よりです。
弊社では単にお品物を拝見し、金額をご提示するだけでなく、 骨董品・美術品の鑑定という、なかなか体験することのない経験を良きものとして終えていただけるよう、 ご同行者様も含めて配慮いたしますので、ご安心してご利用いただけます。

お客様のコメント

引っ越し前に、父の遺品整理も兼ねて査定を依頼しました。骨董品に全く興味がなく値段の付け方も解らない私と母に、どういった物でどのような基準で値段を決めるのかを丁寧に教えて下さいました。また、初めに言っていた物に加え話してるうちに次々と思い出したかのようにタンスの奥から引っ張り出してくる母に対しても全く嫌な顔もせず最後まで親切に対応してくださ いました。
最近では沢山の買取り業者があり、私たち素人には何処が良いのかが全くわからず悩んでいましたが、ひるねこ堂さんの対応に安心し、納得して買い取って頂きました。私と同じような人が周りにいたら是非紹介させて頂きたいと思いました。

担当鑑定士からのコメント

この度は弊社の出張買取をご利用いただきありがとうございました。 お引越し前の整理のお手伝いができたようで何よりです。ご自宅の整理につきましては、実に多岐にわたるお品物を拝見することが多いので、それだけ幅広い知識が必要となります。 弊社の鑑定士は日々、知識の向上に努めておりますので、どのようなお品物でも喜んで拝見します。
もちろん、全てのお品物に精通しているわけではございませんので、必要に応じて各専門家に意見を伺います。
分からないまま買取することがないようにしておりますのでご安心してご利用くださいませ。

お電話での査定は0120-510-410まで