高価買取作家
宇田川抱青
1946年 宇田川抱青は山口県生まれ
1973年 兄・宇田川聖谷と「丹妙山窯」を築窯
1982年 独立して「白登山窯」を築窯
宇田川抱青は、山口県萩で生まれました。10年間修行をし、それから阿武郡川上村遠谷に白登山窯を築いて独立を果たします。この頃から、自然に囲まれて、空の青、水の青、山の青さの下て抱かれて作陶したいという思いで抱青を名乗ります。47歳という若さで亡くなりました。
宇田川抱青の作品は徳利やぐい呑等の酒器があります。
他にも、湯呑茶碗等の食器類や、鉢、花器、陶板等が多く、その作品は、轆轤で成形されており、叩き込み成形で制作しています。
萩の釉は、土灰釉と藁灰釉が主力で、宇田川の土灰は、堅木灰を十数回、水簸した物を使用しています。化学肥料を使わない藁を利用しており、完全無農薬、自家栽培となっています。その為、田植えから刈り取りまで自分の手で行いました。
宇田川の白萩は温かさと味と透明感がある乳濁釉を使用しています。同じ形の作品の作製を嫌いました。1つずつ個性のある茶碗やぐい呑を作製しています。
初個展は非常に大盛況で評価も高かったそうですが、友人がひとつ椀を買おうとしたのを拒否したというエピソードも残っています。分かっている人に買ってもらいたい、義理で買おうという人のために作っている訳では無いとのこと。芯の強い男だということも高く評価を上げました。
作品の中でも特に評価が高かったのが、白萩窯変陶板。自然が織りなす芸術的で素朴な平皿は、多くの人々の心を昂ぶらせ、そして感動させました。実直で真面目、そして天才肌であった宇田川抱青が残した作品は、全てに魂が宿ります。
ひるねこ堂では「宇田川抱青」の作品を高価買取しております。
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