高価買取作家

津田青楓

1880年　京都に生まれる
1897年　京都市立染織学校　入学
1899年　関西美術院　入学
1904年　兄と共に小美術会　結成
1907年　パリに留学
1914年　二科会創立に参加
1929年　津田洋画塾を開く
1933年　小林多喜二への虐殺を主題に油絵を作成し、警察に検挙される
1979年　97歳で死去

画家、書家、随筆家、歌人。良寛研究家としても知られる。
代表作は『暮れゆく橋』『海辺の村』『婦人と金絲雀鳥』『黒きまんとう』『裏町』

絵画だけではなく、詩、書、短歌、装丁なども手掛ける程の人物であったと知られています。

津田青楓ははじめに京都の四条派の画家であった升川友広に師事をしています。
京都市立染織学校に入学をしますが、絵画への情熱を捨てることはせず、谷口香嶠に日本画を師事していきます。
1899年、関西美術院に入学し、浅井忠に鹿子木孟郎という2人の画壇に、日本画と洋画を師事し、研鑽を重ねて行きます。
1907年には、農商務省海外実業実習生として津田青楓と安井曾太郎が選ばれ、パリへと留学し、

ジャン＝ポール・ローランスに師事をすることとなり、そこでアールヌーヴォーの影響を非常に強く受けることとなります。

「ブルジョワ議会と民衆の生活」や、小林多喜二への虐殺を主題にした「犠牲者」などで、国から検挙、留置を受けます。

夏目漱石が親友でもあったことから、この夏目漱石に日本画を教えている、などという逸話も残っています。

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