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高価買取作家

郷倉和子

1914年 東京都で生まれる
1935年 女子美術専門学校を卒業する
1938年 日本美術院院友となる
1961年 上野・松坂屋にて初めての個展を開催する
1991年 日本美術院監事となる
1992年 勲四等宝冠章を受章する
1997年 日本芸術院会員となる
1998年 大本山増上寺会館大広間天井絵を揮亳する
2002年 文化功労者となる
2013年 「白寿記念 郷倉和子展 心の調べ」が開催される
2016年 心不全のため死去

 

日本の画家、日本芸術院会員。
代表作は『霧の中から』『高原の秋』『和やかな早春』『うららか』『水辺の春光』『春の精』

日本画家として大家である郷倉千靭の長女として生まれており、日本画に囲まれる生活を送っています。

ヨーロッパなどに行き、様々な風景や画風に出会い鮮やかな色使いで作品を描いたり、様々な方法を試行錯誤して、帰国して感じた自国の美しい風景を切り取るべき、という考えの元、開眼し素晴らしい作品を残し始めます。

第74回院展に出品し日本芸術院賞・恩賜賞を受賞した「静日」は、屋敷を見上げた時に見える、細くも逞しく伸びる枝の先に咲く数枚の梅を描く作品で、凛とした風情と、その僅かながら咲く残る梅の花びらの静かで強い存在感が見ているものの背筋を伸ばさせます。

 

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