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高価買取作家

鶴岡義雄

1917年 茨城県土浦市中城町で生まれる

1937年 日本美術専門学校に進学する

1941年 日本美術専門学校を卒業する

1947年 第32回二科展「化粧」二科賞

1950年 二科会員になる

1969年 サロン・ドートンヌ会員になる

1974年 「ソワル・ド・パリ」で二科展総理大臣賞を受賞する

1980年 二科会常務理事になる

1981年 インターナショナルアメリカ展にてグランプリを受賞する

1990年 第74回二科展にて「舞妓と見習いさん」が日本芸術院賞を受賞する

1993年 勲四等旭日小綬章を受章する

1994年 日本芸術院会員になる

2000年 二科会理事長になる

2007年 90歳で死去

 

鶴岡義雄は、二科会の理事長を務めた洋画界の重鎮であり人気画家です。モダンでエキゾチックな画風が多くの人から愛されています。

 

画家を志し日本美術学校を卒業した同年に第28回二科展に入賞に初入選しています。 その後も幾度となく二科展の作品を出品しいつづけ会員に推挙されるまでとなっています。

戦時中は風景・人物の写実描写が多かったのですが、50年代半ばからシュルレアリスムやキュビスム風の描写、ジオメトリックな構成絵画などに次々取り組みました。初めてのスケッチ旅行で57年に北・中米、60年には西欧各国を訪れ、粗目のタッチではあるが細かに計算された構図・配色によるモダンな風景画を多数制作しました。

 

「ベニス風景」が山種美術館に所蔵されていますいますが、鶴岡義雄に描く代表作といえば美しく繊細な芸者達の作品です。甘美な線と魅惑的なタッチで描かれた「マドモアゼル」などの洋画も秀逸な作品ばかりです。

もちろん、風景画にも非常に評価が高く晩年まで様々な街などの風景を多数描いてきているのです。 パリの街並を描いた作品も多く、独特なタッチでどこかもの悲しい雰囲気を醸し出す情緒溢れる作品になっています。パリの空のグレーを寂しげ、という切り口から描くだけでなく、どこか暖色がかった色味で全体の色を構図取ることで日常を幻想的な空間に演出しているのです。

60から70年代のパリを描く作品だけに、街並を歩む女性達のファッションの描写も見事で、当時の雰囲気と女性の色気も完璧に表現されているのです。

さらに、女性をモチーフにする作品を数多く書く鶴岡義雄ですが注目しいた絵画が「マルチーヌ」です。ブロンドで内巻きの色気あるパリの女性を描いたような作品ですが、どことなく芯が強く、男をもてあそぶことを生命の運命だと言わんばかりの出で立ちに迫力を感じます。誘惑的な大きな瞳にタイトに着こなされたトップス。まさに、写実的でありながらも、その場の雰囲気に空気感を感じとれる技術はさすがです。

 

1970年代半ば頃から舞妓も描くようになります。舞妓を描いた数ある作家の中でも鶴岡は、西洋的造形思考に立脚して描写を行ったところにその独自性がみとめられます。舞妓を描いた主な作品には、シュルレアリスム的手法による「舞う」「京の四季」、また遊びに興じる素顔の舞妓や出番待ちの場面を幻想的に描いた「歌留多」「合わせ鏡」などがあります。

時には直線的なシュルレアリスム、立体的にキュビズム、オールマイティに洋画に自らの感じたままをパレットに落とし込んでいったのです。晩年まで数多くの作品を制作していた鶴岡義雄も、二科展への貢献は大きなものとなり、理事長を歴任しいた後に名誉理事に就任するほどでした。モダニズムを感じる作品を多く残した鶴岡義雄の美と幻想への憧れは未だ見るものの心を捉えて止まない、珠玉の名品ばかりなのではないでしょうか。

 

ひるねこ堂では鶴岡義雄の作品を高価買取しております。

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