高価買取作家

田村孝之介

1903年　大阪で生まれる（本名：大西孝之助）

1921年　小出楢重に師事

1924年　信濃橋洋画研究所で学ぶ

1926年　二科展で初入選を果たす

1927年　第1回全関西洋画展全関西賞を受賞する

1947年　熊谷守一・宮本三郎らと「二紀会」を創立する

1952年　渡欧

1953年　帰国

1955年　兵庫県文化賞を受賞する

1985年　文化功労者

1986年　82歳で死去

洋画家・田村孝之介は、フォーヴ的な明るい色彩と装飾性を特色とした絵を多く残しました。

1920年、上京して太平洋画会研究所に学びますが、翌年大阪に帰り小出楢重に師事します。1924年に小出らが信濃橋洋画研究所を創立すると同所で修学し、ひき続き小出、鍋井克之の指導を受けました。同年第１回大阪市美術協会展に「静物」を初出品、1925年第７回中央美術展に出品し中央画界に登場しました。

戦後は二科会再建に参加せず宮本三郎らとともに９人の創立会員をもって二紀会を結成し、以後同会に出品を続けました。フランス、オランダ、ベルギー、イタリア、スペインなどを巡って帰国した後、渡米し、7ヶ月滞在の後、再度ヨーロッパをまわりました。以後たびたび渡欧し、ヨーロッパ風景を多く描きました。宮本三郎の死去に伴い二紀会理事長に就任。1984年に日本芸術院会員となり、翌年文化功労者として顕彰されました。著書に『スケッチの技法』、『大阪　わがふるさとの……』があり、1977年には『田村孝之介画集』が刊行されました。

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