高価買取作家

生野祥雲斎

1904年　別府市で生まれる
1925年　独立して自営
1929年　県の委託による宮家への献上品を多く制作する
1938年　大分県工業試験場別府工芸指導所に勤務
1940年　紀元2600年奉祝展入選
1943年　第6回文展で特選　無鑑査となる
1956年　第12回日展で北斗賞
1957年　第13回日展で特選　北斗賞
1958年　審査委員に就任
1959年　日展会員
1962年　日本現代工芸美術展に出品
1966年　第13回日本伝統工芸展　監査員
1962年　重要無形文化財竹芸保持者に認定
1964年　紫綬褒章　受賞
1974年　腎不全のため、69歳で死去

生野祥雲斎は大正～昭和にかけての竹工芸家で、代表作には『盛篭』や『白竹華籃』があります。

当時日用品であった竹細工を芸術の域まで高め、日本に広めた第一人者で人間国宝にも認定されています。

全て手編みで作られた作品は精巧で緻密で計算しつくされた曲線美は圧巻です。

生野祥雲斎は別府市で生まれ、幼少期は画家や彫刻家を志しましたが、病弱で兄弟が多いことから美術学校への進学を断念しました。しかし地元で行われていた展覧会で見た竹かごに刺激を受け、竹工芸の道を志すようになりました。

19歳の頃竹細工師佐藤竹邑斎に師事し、2年後には独立を果たしました。以降多岐にわたる賞を受賞し、竹工芸で初となる人間国宝に認定されるまでとなりました。

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