高価買取作家
奥出寿泉
1916年 石川県に生まれる(本名:治郎)
1973年 逝去
奥出寿泉は日本を代表する略伝漆芸家です。基本的には蓋物や鉢、盆等を作成し、乾漆による梅花形や輪花形の作品を得意としました。代表作に「乾漆香盆」「乾漆桔梗盛器」があります。日本工芸会正会員として活躍しました。
奥出寿泉は石川県小松市那谷町に生まれ、幼少期より陶芸に興味があったわけではないが京都の山岸表寿に師事したことをきっかけにきゅう漆を習得し陶芸家を目指すため18歳の時に上京しました。
松波保真に師事し、乾漆を学びました。松田権六作品のきゅう漆(塗り)をしばしば担当し、朱塗りにも長じました。しかし徴兵で一度は作品作りを中止し、戦後作家活動を再開し、その後は第7回日本伝統工芸展や17回日本伝統工芸展NHK会長賞、第18回日本伝統工芸展日本工芸会会長賞等多くの賞に入選を重ねていきました。
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