高価買取作家
加藤芳右衛門
1932年 岐阜県生まれ
1974年 加藤芳右衛門を名乗る
2009年 逝去
加藤十右衛門の長男として生まれ、幼い頃から陶技を学びました。はじめは本名の十鳳と号して制作活動を行ってきました。
志野・織部の技法を使った、数々の斬新な作品を生み出し、特に茶碗づくりには定評がある作家として知られています。岐阜県無形文化財保持者という父の影響は非常に大きく、他の作家と比べて厳しい環境における修練であったことは、容易に想像することができます。
父親が亡くなると芳右衛門を襲名し、父親の八坂窯を継承しました。古美濃、桃山美濃の研鑽を深め作品は茶陶を中心に黄瀬戸、織部、黒織部、美濃伊賀などを制作しています。
桃山作品の写しに定評のあった父の技術を継承していましたが、加藤芳右衛門はここに千家のテイストを織り込んだ新たな作品づくりを始めています。美しく艶やかな風合いでありながらも、他には無い独特な質感を陶芸というアプローチで示し、多くの茶人からも愛されていた事で知られています。
而妙斎御家元筆茶碗などを見ると、茶碗に自由に文字を刻んでおり、伝統を重んじながらも、その括りに縛られることの無い自由な精神を感じることができます。
織部水玉茶碗においても、その実力をいかんなく発揮しています。水玉が浮き出したような愛らしいテクスチャーに、利休梅のアクセントが初春の訪れを感じさせる爽快で暖かみのある作品となっています。
ひるねこ堂では「加藤芳右衛門」の作品を高価買取しております。
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