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高価買取作家

大仲翠月

1948年 京都東山今熊野生まれ

1967年 京都市日吉ヶ丘高校美術工芸コース陶芸科 卒業

1968年 京都市工業試験所窯業科技能養成修了

1974年 翠月を襲名する

2004年 京都もの創り作家の会 設立参加

大仲翠月は蒔絵漆装を世界に知らしめた功労者として名を語り継がれていることで有名です。

中国楽浪時代に陶磁器に蒔絵漆装という技術が生み出され、その技術が江戸にも徐々に広がりを見せます。

その蒔絵漆装を江戸から世界に広めたのが初代の大仲翠月という事であり、現在でも陶芸界で大きな功績として語り継がれています。陶磁器に蒔絵漆装を施すという技術は、非常に難しく複雑な作業となり、それができる技術者は現在でも数えるほどしかいません。 代表作として知られているのが、秋草文切立長方一対大仲翠月盆栽鉢。鋭角になり過ぎない柔らかな四角い形を成していますが、その力強さは蒔絵漆装の影響が大きいと考えることができます。装飾的な草花などが繊細かつ曲線的に描かれるこの作品には、恐ろしいほどの気品すら感じさせる迫力があります。

また、銘品として知られているのが、宝漆陶でもある大仲翠月の縞蒔絵螺鈿香炉。こちらも香炉としての働きは勿論なのですが、様々な文様を切換えして使うモダンで斬新なデザインが目を惹きます。素朴でありながらも装飾的、かつ気品に満ちあふれるその雰囲気と風格は他の香炉とは一線を画する独特の世界観をはなっています。

伝統を守りながらも遊び心を忘れない作品づくりが、いつまでも大仲翠月の魅力が伝え続けられる秘訣なのかもしれません。

 

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