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ポール・セザンヌ

1839年 南フランスのエクス=アン=プロヴァンスに生まれる
1861年 絵を志してパリに出る
1882年 サロンに入選
1895年 パリで個展を開く
1906年 67歳で死去

 

ポール・セザンヌはポスト印象派のフランス画家として紹介されることが多く、

キュビスムをはじめとする20世紀の美術に多大な影響を与えたことから、しばしば「近代絵画の父」として言及されています。

多角的な視点を採用し、堅牢で造形的な画面を構成した作風で知られています。

セザンヌの父は商売で財を成し、自らの銀行を設立するほどの人物であったため、裕福な家庭に育ちました。

中学では、後に作家となるエミール・ゾラと知り合い、親友となりました。

セザンヌは、父親の意向でエクス大学の法学部に進学しますが、同時に絵画の勉強も始めていました。

このとき、ゾラは、セザンヌに早くパリに出て本格的に絵画の勉強をするように勧めています。

父親の意向に反するものであったが、結局、セザンヌは大学を中退し、パリにでて絵画の勉強を始めました。

セザンヌと父親の確執はその後も続くことになり、セザンヌの人生において大きな懸念であったといえます。

27歳のときに「画家の父」というタイトルで、室内で椅子に腰かけて新聞を読む父親の姿を描いています。

画面は暗く、古典的な洋画です。描かれた姿は、厳格でともすれば威圧的な印象であり、親子の関係性をうかがうことができます。

 

またセザンヌはりんごにまつわるエピソードが多い画家です。生涯で制作した200点の静物画のうち、

60点以上の作品にりんごを描いたほか、「りんごひとつでパリを驚かせたい」としばしば口にしていました。

セザンヌが名声を得るきっかけとなった1895年に開催された個展では、

美術批評家のタデ・ナタンソンに「りんごの画家」と称賛されました。その称賛のなかで、

セザンヌが描くりんごは美味しそうで食べたくなるようなものではなく、

心を奪われるようなかたちと色彩を持った美しいりんごだと評されました。
セザンヌは絵画の構成を通して、自らの感覚を実現することを目指していたため、

構成にじっくりと取り組むことのできる静物画は格好の主題でした。

 

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