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保土田 丸十字家紋 「金襴手薩摩焼香炉」

2020.05.24

 

お客様より買取致しました、保土田 丸十字家紋 「金襴手薩摩焼香炉」 

 

香炉のあらゆる角度から隙なく描かれた風景図が拘りを感じる作品

 

人物の服装、表情まで細部にわたって描いているあたりに手間と時間をかけているのが分かります

 

豪快かつ繊細で印象強い金彩香炉です。

 

本日は、保土田 丸十字家紋 「金襴手人薩摩焼香炉」 ついてご紹介いたします。

 

 

 

 

 

 

■~偶然~■

 

国の伝統工芸品にも指定されている「薩摩焼」その歴史は約400年前に遡り、豊臣秀吉(とよとみ ひでよし)の朝鮮出兵に同行した薩摩藩主の島津義弘(しまづ よしひろ)が、金海・朴平意・卞芳仲ら朝鮮の陶工を連れ帰ったことに始まります。

陶工を乗せた3隻の船は嵐にあい、別々の場所へ漂着。

それぞれの場所に窯が築かれことにより様々な民窯として4系統に分かれました。

 

薩摩焼は大きく分けて、気品ある芸術品の白薩摩と、黒薩摩の2種類。

竪野系は「白薩摩」と「黒薩摩」の両方を焼き、苗代川系と龍門寺系が「黒薩摩」を手がけます。

 

■~御用品~■

 

江戸時代には薩摩藩主の御用品として焼かれ、長年一般の目に触れることはなかった「白薩摩」。

白い陶土に透明釉をかけ、色絵や金襴手を施した豪華なやきものですが、乳白色の肌は華美というより柔和な美しさ。

細やかな透彫も見どころで、花瓶や茶器、香炉など、格調高い名品が多数作られました。

また、明治には「サツマウェア」として海外に輸出、「白薩摩」の作風の雰囲気から外国人に受けが良く、ブランドとして高い評価を受けていました。

 

一方、「黒薩摩」はその深く艶やかな色合いの黒釉が鹿児島の伝統工芸酒器を主に造られており、特徴である「三彩」と呼ばれる3色のかけ釉を使った独自の技法により庶民具として確立。

日々の日用道具として焼かれ、親しまれています。

 


 

『薩摩焼』の作品をお持ちの方は、ひるねこ堂へ是非ご相談下さい。

ひるねこ堂では『薩摩焼』の作品を高価買取致しております。

 

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