買取実績
宮本理三郎「とかげ」
2019.09.21
お客様より買取致しました宮本理三郎の作品「とかげ」。
本日は宮本理三郎の作品「とかげ」ついてご紹介いたします。
宮本理三郎は小動物や静物の細密彫刻を得意としていた木彫家
特に小動物などは執拗に観察し続けて、その上で初めて製作に取り掛かる徹底ぶりだったと言われています
生命感だけではなく、特有の仕草、その一瞬の姿をきちんと捉えて立体彫刻にしていくその作品はどれも躍動感溢れる一級品
宮本理三郎の作る作品は元の材質すらも判別が難しい程の完成度のため、美術品としても評価の高い作家作品です。
■~佐藤玄々~■
宮本理三郎の師である佐藤玄々(さとう げんげん)※当時の号は佐藤朝山、20世紀最も日本で活躍した彫刻家。
佐藤玄々は上京、師である山崎朝雲に師事していましたが、朝雲主催による北村西望、朝倉文夫らが参加するコンペがきっかけで憤慨(ふんがい)し、師弟の関係を絶ったことで後に朝山である号は返上し、1948年に新たに玄々と号し、名乗りました。
玄々と号しまでの期間である1925年に弟子として迎え入れていた人物が宮本理三郎です。
■~アトリエ~■
宮本理三郎は茨城県にアトリエを設け、活動の拠点に。
1929年に第14回日本美術院展「赤蛙」が入選、1929~1943年まで少なくても14回の入選など、着実に実績を積み上げ、個展を主催すまでに実力をつけました。
大田区密乗院に不動明王、矜羯羅童子、制多迦童子、深川法乗院閻魔堂には閻魔大王を納めるなど貢献。
現在では親子であり、内弟子でもある宮本中人(みやもと なかひと)に代を引き継ぎ、
宮本家をアトリエとして現在も家族による作品製作をされています。
『宮本理三郎』の作品をお持ちの方は、ひるねこ堂へ是非ご相談下さい。
ひるねこ堂では『宮本理三郎』の作品を高価買取致しております。
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