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平安 象彦「京名所蒔絵 寶石箪笥」
2019.08.03
お客様より買取致しました「平安象彦」の作品「京名所蒔絵 寶石箪笥」。
本日は「平安象彦」の作品についてご紹介いたします。
宝石箪笥は名前の通り宝石やアクセサリーなど貴重品を保管するために用いられる専用箱
現在では物々しい容姿から需要としては失われてしまった物になります
象彦などの蒔絵師によって描かれた蒔絵は大変美しく、今では貴重な作品となっております。
■~由来~■
彦兵衛(象彦)は象牙の道具売として商人をしていました、1661年(寛文元年)象牙屋を開舗、漆器道具商としての道を歩み始めます。
三代目である彦兵衛が晩年「白象と普賢菩薩」を描いた蒔絵額が京域内で評判となり、人々はこの額を象牙屋の「象」と彦兵衛の「彦」の二文字をとり、「象彦の額」と呼ばれるようになり、平安京の「平安」に通り名である「象彦」を合わせて「平安 象彦」として自身でも名乗るようになり、確立したブランドを手にしました。
■~代々彦兵衛~■
四代目彦兵衛は仙洞御所の御用商人をつとめ、六代目は風流の道に通じ数々のお好み道具を制作することを始め。八代目は漆器の輸出にも力を入れ数多くの輸出に成功、漆器貿易の先駆者と呼ばれ、1925年および1936年のパリでの国際博覧会に出品、さらに認知度を高める。
積極的な漆器の輸出の功労に対し国から種々の表彰を受け、されには京都蒔絵美術学校を設立するなど功績を残されています。
『象彦』の作品をお持ちの方は、ひるねこ堂へ是非ご相談下さい。
ひるねこ堂では『象彦』の作品を高価買取致しております。
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