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刀装具「龍虎文鍔」・「後藤光邦 縁頭」・「獅子狛犬目貫」・「後藤伝乗 小柄」

2020.04.08

 

お客様より買取致しました、刀装具「龍虎文鍔」・「後藤光邦 縁頭」・「獅子狛犬目貫」・「後藤伝乗 小柄」。

 

本日は「刀装具」ついてご紹介いたします。

 

それぞれ『刀』から分離させた各種部位。

 

刀の持ち手なる柄、柄の縁と末端にあたる頭。

 

持ちてを守るための鍔、刀が抜け落ちぬよう細工された目貫。

 

それぞれ金工師による実用性と装飾性の両方を兼ね揃えた造形物とした刀装具。

 

現在では、当時物とした大変貴重なものとして扱われております。

 

 

 

 

 

 

 

■~拵え~■

 

刀剣類を携帯するために収める外装を刀装と言います。

日本刀などの場合、刀装は「拵」(こしらえ)とした総称になります。

そして、拵に使われている各部位、道具類を「刀装具」とした呼称で呼ばれています。

 

 

■~刀装具の種類~■

 

刀装具にはそれぞれに部位があります、柄(つか)、鍔(つば)、鎺(はばき)、目貫(めぬき)、縁頭(ふちがしら)、そして鞘(さや)。

道具類については、笄(こうがい)、小柄(こづか)、下緒(さげお)など。

 

刀装具は、刀身を日本刀として活用するためには必然的に必要となる刀装。

刀身を振るうための持ち手となる柄。

刀を振るったさいに刀身が抜け落ちぬよう工夫された目貫に鎺。

刃から握りこぶしを保護するため、防具として考えられた鍔。

そして刃を収め、常時身に着け持ち運びやすいようにと考えられた鞘。

刀装具には実用性、装飾面、地位や権力を示すための道具としてなど、時代や地域によって様々な装飾・形状など、種類があります。

 

■~後藤家~■

 

室町時代には刀剣も殺傷道具としてではなく、一種のアクセサリーのように装飾性を持たせ、奇抜なものなどが造られ始めており、日本刀・刀装具は慶長年間「本阿弥家」(ほんあみけ)によって鑑定が行なわれ、、光室が証明とした「折紙」(おりがみ)が発行されていました。

小道具類においては後藤家による鑑定をおこなっており、四代に至っては銘を刻み残しています。

五代より後藤家も、本阿弥家同様に鑑定折紙を発行するようになりました。

後藤家、本阿弥家が発行した折紙のある刀装具は金工芸とした作品としてお墨付きとなり、

それらを用いた拵は非常に価値あるものとして扱われ、上流階級の人間が所持することを許されていました。

 


 

『刀装具』をお持ちの方は、ひるねこ堂へ是非ご相談下さい。

ひるねこ堂では『刀装具』を高価買取致しております。

 

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