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菊花石「一輪」

2019.10.04

 

お客様より買取致しました、鑑賞石・水石「菊花石」

 

本日は「菊花石」ついてご紹介いたします。

 

菊花石(きっかせき)、鑑賞石の一種。

 

菊花石を評価するにあたり、求められる部分(部位)あります

 

1.文様 2.形 3.母岩 そして、それらの要素を合わせた全体のバランス

 

菊の文様の大きさもですが、色合いや浮出ている露出の加減など、主とするポイントは様々です。

 

しかし、それらはあくまでも自然石の状態での評価となり、中には「叩き仕上げ」といった方法で菊の花を立体的にみせる為に手を加える場合があります

 

今回ご紹介の品については叩き仕上げによる物になりますので、鑑賞石としての評価は低くなります

 

人の手が入っていない自然石とした状態でバランスの良い菊花石であれば高額買取になることもあります。

 

 

 

 

 

 

■~風土に色と表情~■

 

水石は色々な表情を見せてくれます、ゆるやかな大河では石が流れやすく丸みのある石が採れます。

ですが、それでは表情としては面白くない。

あえて険しい剣山や流れの悪い川に着目してみたりと自然界の環境に目を向けることがあります。

愛石家にとっては「風土」・「色」・「表情」といった要素が揃ってようやく鑑賞石・水石としての価値を見出します。

 

■~一日にしてならず~■

 

「名石は一日にしてならず」と言う言葉があります。

これは盆栽家の言葉でもあります、石と盆栽は「育て」石は「採る」ものとして似て似つかぬ物と思われていますが、

石も「養石」といった言葉があり、石を育てる意味合いがあります。

育てると言っても植物や動物のように水や餌を与え、大きくする訳ではなく、いくつもの石を庭に並べ雨風にさらし苔を付けたりと、風化させることでより古い石のような表情を付けていきます。

石の位置をずらしてみたり、水を与えて陽にあてるなど様々な方法で毎日を石を養石することが愛石家の一日の始まりでもあります。

 

■~水石はアート~■

 

一塊の石をアート、美術品とした見方ができる石は価値観、環境や感性でかわります。

一定の決まりや基準がないため、見る人によってはただの石ころにもなってしまいます。

眺める環境によっても石は表情を変えます、茶室に掛軸、台座を用意して水盤の上に石を置き、水を含ませてやるとさっきまで転がっていた、ただの石ころも一種のアートとして眺めることができてしまう不思議な世界です。

ある日、個展を開いた際にドイツからやってきたある男性は水石を眺めていると心が落ち着く、癒しを超えた存在とまで言っていた一説がある程です。

 


 

『菊花石』をお持ちの方は、ひるねこ堂へ是非ご相談下さい。

ひるねこ堂では『菊花石』を高価買取致しております。

 

骨董品・美術品の高価買取、蔵整理・遺品整理なら「ひるねこ堂」にお任せ下さい。

 

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