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古谷石「熊野古道」

2019.09.17

 

お客様より買取致しました、鑑賞石・水石「熊野古道古谷石」

 

本日は「熊野古道古谷石」についてご紹介いたします。

 

熊野古道は、熊野本宮大社の境内に続く参道でもあります

 

熊野本宮大社といえば世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」として登録された高野・熊野は境内地としても有名です

 

熊野古道では山海に面している場所でもあるため、様々な表現の石が採石できるそうです

 

その一部の石が巡り合わせにより、人の手によって愛でられ、大切にされていた水石です。

 

 

 

 

 

 

■~石とは~■

 

「石」は地球上どこにでも存在する「自然石」、日本では文化の一つとして深くかかわってきた「石」。

 

始まりは庭石や灯籠、踏み石など、古来日本人の住空間には石の存在が身近にありました。

「水石」は、石を近くし、敬虔(けいけん)なものと感じる日本人が伝えてきた日本特有の文化。

 

かつては中国から伝えられた「石を愛でる」心は、日本独自の文化として昇華。

当初は庭で鑑賞していたが、のちに室内へと移り、季節ごとのしつらいで客人をもてなす重要なアイテムとして確立したものとなりました。

 

水石は自然が生んだ造形は時に人の心を落ち着かせ、長い年月かけて独特のフォルムや色合いは見る者を魅了、幽玄の世界へと導かれると言われるほど奥深いものです。

 

■~石を愛でる~■

 

「石」の愛好家は東京にある明治神宮に多くの愛好家が集います。

そこで愛好家たちの自慢の石を披露する場として石を展示していました、そこには艶やかに磨き上げられた木の台や、陶磁器の水盤に鎮座した石の数々。

自然に造形されたものと思えぬ、なだらかな山や峰、海を望む断崖や洞門を連想するようなどれも目を引くものです。

 

年齢層は老若男女問わず熱心に覗き込む姿、時にはカメラに収める者、当時では水石はそれほど魅了のある一種の「アート」として美術的鑑賞価値のあるものとして認識されていました。

 

■~石を飾り見立てる~■

 

日本で石を飾って鑑賞するようになったのは、平安時代末期から鎌倉時代だと考えられています。

根拠としては「西行物語絵巻」などの絵図の一部に前庭の据えた台に松を付けた石が飾られている様子が描かれていました。

 

石を鑑賞する趣味は、中国・宋代の文人の間で流行し、盆栽同様、禅僧らの手によって日本へともたらされた文化とされます。

室町時代には石を飾る場所は庭や軒先から室内へと転じいきました。

石の姿形や色の美しさを愛で、見立てを楽しむ、それが鑑賞を目的とした「水石」として日本の文化として昇華しました。

 


 

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