高価買取作家
鈴木治
1926年 京都市生まれ
1943年 京都市立第二工業学校窯業科卒業
1947年 日展初入選
1993年 京都市文化功労者
1994年 紫綬褒章受章
2001年 逝去
鈴木治は、戦後の日本陶芸を代表する陶芸家の一人として知られています。千家十職の永樂工房で轆轤(ろくろ)職人をしていた鈴木宇源治の三男として京都五条坂に生まれ、早くから父に轆轤の手ほどきを受けました。
戦後、本格的に陶芸家を志し、1948年に八木一夫、山田光らとともに、陶芸による新しい造形表現を目指して前衛陶芸家集団「走泥社(そうでいしゃ)」を結成します。器としての用途を持たず、純粋に立体造形としての芸術性を求めた彼らの作品は、当時の人々に驚きをもって迎えられ、「オブジェ焼」と呼ばれました。
この走泥社の中心的存在でもあった鈴木治は、作陶の「思想」を土のかたちという「物」に託す事で、数多くの名作を生み出します。赤い化粧土や青磁の美しい青、それらの色も自らの研究により、更に独創的なものとなり、造形的な作品をより現代的に仕上げていきます。
馬や鳥などの動物や自然現象、こういった普段接するものからインスピレーションを受けており、それが詩的な存在感をもつ陶芸作品につながりました。その功績が認められたのが、1999年。陶芸界から初となる朝日賞を受賞し、陶芸の新たな世界を開拓したのです。
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