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高価買取作家

江里佐代子

1945年 刺繍工芸を営む家に生まれる

1964年 京都市立日吉ヶ丘高等学校美術課程日本画科卒業

1966年 成安女子短期大学意匠科染料コース卒業

1978年 北村起祥に師事し截金の技法を学ぶ

2000年   京都美術文化賞を受賞

2001年   第48回日本伝統工芸展にて「截金飾筥 シルクロード幻想」が高松宮記念賞を    受賞

2002年 重要無形文化財保持者に認定される / 第22回伝統文化ポーラ賞を受賞

2005年 紫綬褒章を受章

2006年 京都市文化功労者となる

2007年 第41回仏教伝道文化賞を江里康慧とともに受賞 / 10月3日死去(享年62)

旭日小綬章を受章

 

京都市に生まれ、大学で日本画や染色などを学ぶ。江里康慧と結婚を契機に截金師北村起祥のもとで截金の技法を習得します。

本来仏像の荘厳技法であった截金を、飾筥(かざりばこ)、棗(なつめ)、香盒(こうごう)、結界(けっかい)、屏風(びょうぶ)、衝立(ついたて)、額装、壁面装飾へと応用しその可能性を広めます。

また日本伝統工芸展において日本工芸会総裁賞、日本経済新聞社賞や高松宮記念賞、京都工芸美術展では市長賞など受賞を重ね、夫の江里康慧との二人展「仏像と截金」なども開催し、截金の認知度を高めました。

後進への指導にも力を入れており、京都造形芸術大学と龍谷大学で客員教授、そして東京芸術大学大学院で非常勤講師などを勤めては忙しい日々を送りました。

2002年7月8日に全国最年少で重要無形文化財保持者に認定され、翌年には江里康慧とともに京都府文化功労賞を受賞します。

建築や寺院の壁面、空間装飾の仕事も多く、京都迎賓館では晩餐室「藤の間」の舞台扉「響流光韻(こおるこういん)」に截金を施すなど多彩な活躍が続いていました。

後継者の育成や更なる作品の製作の道半ば、 ロンドンの大英博物館で開催中の作品展「現代日本のわざの美」で実演と講演をした後、フランスのアミアンで脳出血のため62歳で死去

 

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