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大野昭和斎

1912年(明治45年) 3月 4日生。

1984年(昭和59年) 重要無形文化財「木工芸」の保持者に認定。

1996年(平成 8年) 8月30日没。

大野昭和斎(本名 片岡誠喜男 かたおかせきお)は,明治45年指物師、斎三郎の長男として出生しました。

天性の素質を持つ昭和斎は,生涯父のほかに一人の師匠も求めず,全て独創で至高の芸術に到達します。

彼の青春時代,その才能のただならぬことを見抜いたのは,当時第一級の絵師であり,文人であった柚木玉邨(ゆのきぎょくそん)でした。玉邨は模索する青春指物師に向かって,芸術とは何かを語り続けました。またこのとき,玉邨は,「昭和の名人たれ」の期待を込めて,昭和斎の号を送ります。新時代を示唆した明るい雅号は,青年の意向にぴったりと適っていました。

昭和斎は、指物,象嵌(ぞうがん),漆などあらゆる面に優れた技術を身につけ,それが造形の中に見事に調和していましたが、戦後,彼の理解者の斜陽化と納得ゆくまで製作せぬ寡作とが重なって,大野家の生活は困窮しました。しかし,彼の意欲は益々高まります。

昭和40年日本伝統工芸展に初入選,43年同展覧会長賞の最高賞を獲得,46年同展の監査委員となり特待出品を続け,木工芸部門の第一人者の地位をゆるぎないものとしました。昭和49年『木創会』を設立,後進の指導に当たります。

昭和52年岡山県重要無形文化財に指定されます。木の心を知った名匠・大野昭和斎の技術が公に保存され,後進に伝えられる基礎が確立しました。

それから7年度の昭和59年には,独自の杢目沈金技法(もくめちんきんぎほう)を完成させ,国の重要無形文化財(人間国宝)の認定を受けました。数々の展覧会を催し,その全てが好評であり,平成4年には倉敷市名誉市民となりました。

その後も精力的に創作活動を続けていたが,平成8年肺炎のため惜しまれつつ亡くなりました。享年84。昭和最後の名工・大野昭和斎とその作品は,今も多くの人々に愛されている。

 

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