高価買取作家
関谷四郎
1907年 秋田県で生まれる
1927年 河内宗明に師事、鍛金技法を修める
1962年 日本伝統工芸展で初入選
1968年 日本伝統工芸展 日本伝統工芸会総裁賞を受賞
1973年 日本伝統工芸展 20周年記念特別賞を受賞
1974年 紫綬褒章を受章
1977年 重要無形文化財「鍛金」保持者に認定
1994年 逝去
関谷四郎は秋田県に生まれます。
幼少の頃に金銀細工店で技術を研鑽し、厳しい修練にもめげる事がなく、元々持ち合わせていた辛抱強さと心の強さで、鍛金家を目指し続けていました。
より鍛金家として大成していくためには、多くを学ばなければいけないと心に思い、河内宗明に師事をしています。
鍛金家という、あまり知られていない特殊な仕事ではありましたが、非常に高い技術が要求される事からも、その日々は生易しいものではありませんでした。
もちろん、そういった中でも伝統的な技法を会得していき、さらにはその技術を応用したモダンで新たな世界観を生み出そうと日々努力を続けて行った事でも知られています。
関谷四郎はその鍛金の伝統技術をベースに「接合せ(つぎあわせ)」や「打出」の技法を駆使してシンプルな造形の中に高度な技を施す独自の表現を確立した事で、重要無形文化財「鍛金」の保持者に認定されています。
ういった、独特の技法によって支えられた自らの技術で、伝統的でありながらも、今までに無い斬新な作品を築き上げる事となったのです。人間国宝として選ばれており、世界にもその名を轟かす事となりました。
代表作は『はぎ合せ花器』『縦線接合壷』『銅鉄接合花挿』『銀打出花瓶』『銅鉄接合水滴』『赤銅・銀・銅接合皿』『黒銅花器』