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高価買取作家

香取秀真

1874年 千葉県で生まれる

1896年 東京美術学校鋳金科を卒業する

1898年 日本美術展で褒状一等となる

1900年 パリ万国博覧会で銀賞牌を受賞する

1933年 東京美術学校教授となる。芸術院会員となる

1934年 帝室技芸員となる

1953年 文化勲章を叙勲、文化功労者となる

1954年 1月31日、81歳で逝去

 

香取秀真は、歌人でもありながら鋳金工芸作家としても非常に高い評価を獲得しつづけていた、日本を代表する芸術家のひとりです。学問としての金工史を生み出した事でも非常に有名であり、研究者としても多大なる功績を残したとして広く知られています。

 

また、国内での美術工芸家としての初の文化勲章も受賞しており、その名を世界にも知られている大家です。生涯を通して意欲的に作品を作り、名実ともに鋳金の世界の第一人者として認められました。

金工史の研究にも取り組み『日本金工史』『金工史談』『日本鋳工史』など学術著書は40冊を超え、同時に多くの研究論文も残しました。

千葉県印旛郡船穂村に生まれている香取秀真は、5歳の頃には、既に佐倉の麻賀多神社の養子として迎え入れられます。

佐倉集成学校で学問を磨いた後には、和歌を非常に好んで学んでおり、佐倉集成学校の蔵書『万葉集』の写し作歌を学び続けていました。

 

非常に頭脳明晰でもあり、東京美術学校に首席で合格するという、何とも素晴らしい功績を挙げていったのです。

同校の卒業制作として知られているのが、『上古婦人立像』であり、現在でも高く評価されています。

そして、自らの制作を続けていた事で、「日本美術協会展」で『獅子置物』が褒状1等。 さらには、パリ万国博覧会で銀賞碑などを得て、世界的にも名誉と地位を確立していきます。

 

東京美術学校教授となり母校で「鋳金史」「彫金史」などを講義しています。学問の方面から数々の後進を育てており、その功績も高く現在で評価されている事が知られています。

また、彫刻だけでなく、歌人としても活躍を続けた事もあり、伊藤左千夫、長塚節らと正岡子規門下の根岸短歌会のアララギ派の歌人としても活躍しています。

小説家の芥川龍之介、高浜虚子とも交流があったとされており、日本を代表する文化人の一人として知られています。

今までの功績が認められる事となり、1953年にはこれらの功績を認められ文化勲章を受賞するなど、広く活躍をしました。

 

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