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ヴィンセント・ファン・ゴッホ

1853年 オランダ南部のフロート・ズンデルトに生まれる
1869年 グーピル画廊のハーグ支店に就職する
1881年 エッテン、ハーグ、ニューネンと転居しながら絵画制作にとりくむ
1885年 初期の有名作品「しゃがいもを食べる人」制作
1886年 アントウェルペンの王立美術アカデミーに入る
1887年 浮世絵の展覧会を開く
1888年 「黄色い家」でのゴーガンとの共同生活が始まる
1890年 37歳で死去

 

オランダの画家、ヴィンセント・ファン・ゴッホは感情の率直な表現、大胆な色使いで知られ、ポスト印象派を代表する画家です。

フォーヴィスムやドイツ表現主義など、20 世紀の美術にも大きな影響を及ぼしました。

 

牧師の家に生まれたゴッホは、最初は、美術商であるビーグル商会で働きますが、

牧師となることを夢見るようになり、貧しい人々の中に入り、布教活動を行います。

しかし、その活動のしかたが牧師としてふさわしくないとして、布教活動を教会から拒否されてしまいます。

ゴッホが絵画の世界を目指すことになるのはその後のことです。

 

牧師となる夢が断たれた後も、ゴッホは聖書を熱心に読んでいたといいます。

そのため、ゴッホの絵画のテーマも宗教的色彩の強いものが多く残されています。

例えば、「種を蒔く人」は、ミレーの絵画に傾倒していたゴッホが、

その下敷きとなった宗教的意味合いをもとに自分なりに色彩豊かに新たな世界を構築したものです。

絵画中では、鮮やかな大きな太陽が大地に沈もうとしていて、麦畑を金色に染めています。

その中で一人、男が麦を蒔いている姿は、力強い動的リズムをもって描かれています。

 

ゴッホと言えば、夜を描く画家としても名高いです。「星月夜」や「夜のカフェテラス」がその例です。

ゴッホの描く夜は、深々とした静けさの中に月や星の光が力強く渦巻き、あるいはその光を花に例えるかのように描かれています。

「夜のカフェテラス」では、夜を表す青とカフェテラスの人口の光である黄色、さらには星たちの透明な光との対比が美しい作品です。
このようなゴッホの数々の作品は、洋画の中でも特に日本の浮世絵に大きな影響を受けているといいます。

それは、大胆な構図や強い輪郭線、平面的な色彩などに表れています。

ゴッホは画商ビングの店で大量の浮世絵を見て、その鮮やかな色彩や作品としての質の高さに魅せられます。

当時まだ安価だった浮世絵を集め、展覧会を開き、模写をし、肖像画の背景にも描き込みました。
ゴッホの個性的で見る人を引き込まずにはいられない作品群には、名だたる洋画家、そして日本画家もが影響を受けています。

 

ゴッホは多くの自画像を残していて、1886年から1889年にかけて彼が描いた自画像は37枚とされています。

オランダ時代には全く自画像を残していませんが、パリ時代に突如として多数の自画像を描いており、1887年だけで22点にのぼります。

自画像には、小さい画面や使用済みのキャンバスを選んでいるものが多く、ファン・ゴッホ自身、

自画像を描く理由について、「モデルがいないから」、「自分の肖像をうまく表現できたら、他の人々の肖像も描けると思うから」と述べています。

 

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