高価買取作家
野田弘志
1936年 韓国全羅南道で生まれる 本籍地は広島県沼隈郡柳津村
1956年 上京し阿佐ヶ谷美術学園洋画研究所に通う 森清治郎に絵画を学ぶ
1957年 東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻に入学する
1960年 白日会第36回展で初入選 白日賞を受賞する
1961年 第37会展プルーヴー賞を受賞する
1974年 東京造形大学で非常勤講師として勤める
1982年 白日会第58回展で内閣総理大臣賞を受賞する
1990年 ベルギーで個展を開催する
1992年 「現代の視覚」展 出品 第14回安田火災東郷青児美術館大賞を受賞する
1994年 第12回宮本三郎記念賞を受賞する
野田弘志は、現代日本の写実画壇を代表する画家の一人です。
西欧の古典絵画に学んだ徹底的な細密描写によって国内外から高い評価を得ており、 現在も第一線で活躍しています。
彼の作品は枠に捉えられることが無く、10年という短いサイクルでその様式を変えています。
自由な精神を持ち続けている野田弘志ですが、その核となる芸術思想は一貫してブレることはなく、
綿密な写実性を追求したリアリズムを徹底しているのです。
ライトグレーやホワイトを基調とした構図で色彩を配置する安定した作風で、安定した作品作りを続けています。
超写実主義を追求する野田弘志の作品は、写真ではないかと見まごう程の綿密さで有名です。
死と生をテーマに動物の骨など、死を連想させるものを多く対象に作品作りをしている彼は
「人間そのものの存在を描く」という大テーマの元、制作を続けているのです。
この作品で分かるように、1970年以降、黒一色を背景にしたシリーズを描き続けます。
しかし黒い背景といっても一様に同じ色ではなく、肌理の目立ったもの、雲を描いたもの、
素材に変化を持たせて光沢を大胆に変化させ対比させたものなどがあり、多様性に富んでいます。
その10年後は金のシリーズという金箔を背景とした華やかな作風、そして90年代に以降すると「TOKIJIKU」というシリーズになり、
白や灰を基調にした作品になっています。概ね、21世紀に入ってからは明るいグレーの作品が多くなっています。
絢爛な色彩の薔薇の作品も多数描かれています。
また、1970年代から1997年頃までは、藤田吉香にも似たシンプルな大面積の背景を特徴として画面を構成してきた所がありましたが、
近年では、大面積でシンプルな背景は影を潜めています。
そんな、野田弘志ですが20代はイラストレーターとして活躍していました。そして、その反動からか30歳代に画家に転身し、
一貫とした写実性を追求した作品作りを行うようになったのです。日本の美術界に数々の貢献をしてきている彼ですが、
野田弘志でのベルギーでの個展開催も成功に終わり、日本だけでなく世界的にも高名な洋画壇になっています。
縁の画風で知られる中山忠彦、森本草介とは同世代で旧知の間柄として知られています。
ひるねこ堂では野田弘志の作品を高価買取しております。
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