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高価買取作家

中根寛

1925年 愛知県岡崎市で生まれる
1944年 岡崎師範学校を卒業する 陸軍宇都宮飛行学校に入所する
1945年 岡崎市立本宿小学校教師に就任する
1949年 東京芸術大学美術学部油画科に入学する 安井曾太郎・伊藤廉・林武・小磯良平・山口薫・牛島憲之に師事
1953年 東京芸術大学美術学部油画科を卒業する
1959年 黒土会を結成する
1969年 渡欧
1971年 新鋭選抜展優賞を受賞する
1975年 中国人民対外友好協会の招きにより中国を訪問する
1978年 東京芸術大学美術学部教授に就任する
1985年 岡崎市より三州岡崎葵市民として顕彰される
1986年 フランスを取材旅行する
1994年 紺綬褒賞を受章する
1999年 勲三等瑞宝章を受章する
2000年 中根寛画業50年展を開催する

 

中根寛は、版画を彷彿とさせる写実性の高さで風景画家として新しい領域を開拓しました。

 

常に自然の美しさを表現し続け、ヨーロッパの美しい風景を独自の視点と点描画法で描き続けました。

その作品の写実性に富んだ描写は、こだわり続けた風景画にまさに真髄が落とし込まれており、見るものに溜め息を付かせる程の美しさを表現しています。

 

様々な賞に出品後、その描写技術に磨きをかけるためにヨーロッパとエジプトに半年滞在をしています。

彼の描く風景がはヨーロッパだけでなく、日本の雄大な風景も多数存在します。

しかし、中根寛の手にかかれば雄々しい風景もたちまち洗練された写実性に富んだ繊細な芸術絵画になります。

その良い例が「黎明富士」です。別の山から見たと思われる富士の朝焼けを描いたこの作品ですが、まさに雄大、そして霊験を感じる素晴らしい作品です。

 

また、風景画の技法として中根寛が用いた技法は点描法ですが、その良さがハッキリ見えるのが「塔のある村-ブルゴーニュ」です。

田園風景が広がるキャンパスの中央にそびえ立つ塔を描いたこの作品なのですが、独特な点描法で描かれているため、淡く奥行きが自然に表現されている滋味溢れる一枚になっています。

樹々の葉の一枚一枚が細かく描かれており、そのこだわり抜いた写実性には驚かされるばかりです。

 

そんな中根寛ですが、美術界においても素晴らしい貢献をしています。

美術界の巨匠として数々の名誉を手に入れ、それでも尚新しい美術の限界に挑戦しつづけました。

団体には所属せず、国際形象展、現代日本美術展、安井賞展などに出品してきました。東京芸大教授、美術学部長を経て現在は名誉教授です。

 

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