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高価買取作家

中川一政

1893年 東京市本郷で生まれる
1914年 巽画会第14回展にて「酒倉」が入選する
1915年 第15回展にて「監獄の横」が二等銀牌を受賞する 草土社を結成する
1920年 初の個展(油彩)を開く
1922年 小杉放庵らと「春陽会」設立に参加する
1931年 水墨画の個展を開く
1975年 文化勲章を受章する 文化功労者として表彰される
1989年 真鶴町に真鶴町立中川一政美術館が開館する
1991年 97歳で死去

 

中川一政の作風は、東洋画の境地を取り入れた豪快な筆触と、鮮やかな原色対比、大きな画面構成といった主観的な表現が特徴です。

油彩を中心に、水墨岩彩、書、陶芸、挿画、本の装丁等の分野にも多くの優れた作品を残しました。

 

中学校を卒業後、1年半兵庫県芦屋市に滞在し、この間、雑誌『白樺』を愛読し聖書に親しみました。

この頃から独学で油絵を描き始め、巽画会入選作が岸田劉生の目にとまり草土社に参加しました。

草土社展へは、第9回展で終了するまで出品を続けました。

草土社結成前後から劉生との交渉が深まり、劉生を通し武者小路実篤、志賀直哉、長与善郎らを知りました。

ただし、画風は当初から劉生の影響の強いいわゆる草土社風ではなく、独自の抒情性をたたえたものでした。
二科賞受賞後は、春陽会創立に参加し、最期まで同会を活動の中心とする一方、小杉放庵発起となる老荘会に加わって中国古典にも親しみました。

 

戦後は春陽会展の他、美術団体連合展、秀作美術展などで新作発表を行いました。
またニューヨークを経てブラジルへ赴き、ヨーロッパも巡遊しました。
97歳と長命でしたが、晩年まで創作活動を続けました。

老いて視力が衰えたため、家政婦に絵の具の色の名を大きく書かせて描く時に見分けたといいます。

絶筆はかねてから好んで描いていたバラで、バラを題材にした作品は判明しているだけで800点を超えます。
70余年に及ぶ長い画業をとおし、ひたすら独自の作風を追求し現代の文人画家とも称されました。

 

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