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クロード・モネ

1840年 フランス・パリで生まれる

1856年 戯画(カリカチュア)で最初の人気を博す

ウジェーヌ・ブーダンと出会い、絵画の手ほどきを受ける

1859年 アカデミー・シュイスに通い、ここでカミーユ・ピサロと出会う

1862年 パリにてシャルル・グレールのアトリエに通い、フレデリック・バジール、ピエール=オーギュスト・ルノワール、そしてアルフレッド・シスレーと親交を持つ

1865年 サロン・ド・パリに2点の風景画を初出品、最初の成功を博す

1868年 ル・アーヴル国際海洋展覧会にて銀賞を受賞する

1874年 第1回印象派展に「印象派」という名の由来となった『印象・日の出』などを出品する

1885年 画商ジョルジュ・プティの主催する国際展覧会に初出品する

1895年 デュラン=リュエルがモネの個展を開催

1926年 86歳で死去

1927年 生前モネが指定していたとおり、チュイルリー公園のオランジュリー美術館に『睡蓮』の大作が展示される

 

クロード・モネは、印象派の中で最も名が知られた同派を代表する巨匠の ひとりです。自然の中で輝く外光の美しさに強く惹かれ、その探求と表現に生涯を捧げました。

混合させない絵具での筆触分割(色彩分割とも呼ばれ、細く小さな筆勢によって絵具 本来の質感を生かした描写技法)によって自然界の光(太陽光)と大気との密接な関係性や、水面に反射する光の推移、気候・天候・時間など外的条件によって様々に変化し てゆく自然的要素を巧みに表現した作品を手がけました。

 

モネは幼いころから絵を描くのが大好きな少年でした。10代の後半、ブータンとの出会いが、モネの人生において大きな転機となります。

ブータンは、戸外で制作を行う風景画家で、ル・アーヴルで青空やそこに伸びる白雲、海などを描いていました。そして、モネに、外に出て、大気に触れて絵画を制作することの大切さを教えました。この教えがモネの作品のテーマの礎となりました。

 

例えば、モネは朝の川面を描くために、毎朝3時ごろに小舟でセーヌ川に乗り出し、そこにキャンパスを置いて絵を描いていました。

この作品では、しんと静まり返った夜の川岸が、次第に朝もやに包まれ、朝日のきらめきを川面に映し出し、大地が目覚め、その胎動が聞こえてくる、といったように、大気の移ろいを画面全体から感じ取ることができます。

戸外での制作を主に行っていたモネの作品のテーマは、ひなげしの花畑やポプラ並木、積わらといった自然の風景の他に、もやに包まれた国会議事堂や蒸気機関車などの都会の風景も含まれます。しかし、そこに共通するのは、空や水、蒸気といったものをテーマにした洋画であることです。

 

さまざまな風景を描いてきたモネですが、次第に自分の家の庭づくりに精魂を傾け、そこに造った睡蓮の池をテーマに制作を行うようになりました。

同じ場所でも、毎日毎日、ちょっとした天気の加減や、朝日の中と昼間の光の中とでは、睡蓮の映る池は違う風景になるということが、何枚ものキャンパスを通して浮き彫りにされていきました。そこには、まさに作品の対象が、実体を超えて、移ろいゆく目にさやかに見えないものに絞られていることが明らかになっています。

自然を敬い、瞬時のきらめきを追求したモネの作品は、洋画でありながら東洋の思想にも通ずるものがあります。

最晩年は、視力低下や家族・友人の死去といった危機に直面しましたが、友人クレマンソーの励ましを受けながら、白内障の手術を乗り越え、オランジュリー美術館に収められる「睡蓮」大装飾画の制作に没頭し、86歳で最期を迎えました。

 

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