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高価買取作家

児玉幸雄

1916年 大阪府大阪市で生まれる

1936年 大学在学中に関西美術展に入選する

1937年 二科展にて「赤い背景の人形」が初入選を果たす

1938年 全関西美術展全関賞を受賞する

1947年 大阪市展市長賞を受賞する

1950年 第4回ニ紀展「家族」「夏の庭」同人賞を受賞する

1952年 第6回ニ紀展「黒い上衣」「画室の親子」「働く家族」同人優賞を受賞する

1957年 渡欧

1959年 日本橋三越・梅田阪急で滞欧作品展を開催する

1981年 石版画集「フランスの四季」「パリ――12ヶ月」出版する

1986年 ニ紀会を退会する

1990年 水彩画集「ヨーロッパを描く」を出版する

    日動

画廊で水彩画展を開催する

1992年 75歳で死去

 

児玉幸雄は、厚な油彩画で、人々でにぎわうパリの街角や朝市などに取材した庶民的なぬくもりのある、生き生きとした情感があふれる作品を数多く制作しました。

第1次世界対戦中に生まれ、戦後から21世紀直前に亡くなるまで活躍しました。 その時代の若者の御多分に漏れず、20代の最後の7年間は兵役に服していましたが彼の作品からは深みは感じられるものの、暗さや闇は感じられないのではないでしょうか。

 

1957年渡欧し、その後、1965年に欧州、アメリカ、メキシコを巡遊したほか、1969に渡欧。1971年以降は1992年まで毎年渡欧して、欧州各地、特にフランスの広場、市場の情景を主に描き、二紀会のほかに日動画廊、梅田画廊等での個展で制作を発表して人気を博しました。二紀会を退会後は個展を中心に作品を発表していました。

 

児玉幸雄の絵画は落ち着いた温かい作風です。全体的に淡い色彩でまとめられたほんわりしたものや、赤などの差し色が効いた小気味の良いものがあります。

美大に進んだ訳ではないけれど、若い頃から絵を描いていただけあって、デッサンがしっかりしています。作品によって少しずつ雰囲気は異なりますが、確かなデッサン力と素晴らしい構図が、作品全体に安定感を与えています。

あくまで建物が主役で、人物はあまり描かれていないものもあるのですが、その風景には静かな活気が感じられます。そして、その風景が描かれた時間帯や季節が感じられます。

雪が降った朝や秋の夕暮れ、朝市やカフェの昼下がり。

彼がその街を愛していて、街によくなじんでいたことが伝わってきます。

遠くからヨーロッパに憧憬の念を抱くのみではなく、実際に地に足を付け自分の中で消化した児玉ならではの作品です。

 

落ち着いた色調なので、家の中の目立つ場所に飾っても、主張しすぎるということはありません。 どんなタイプの部屋でも、例えば和室であっても、しっくりきそうです。

特にヨーロッパ好きの方であれば、自分の好みの絵を見つけたら、きっと家に飾りたくなるでしょう。ぼんやり眺めるだけで幸せになれる・・・そんな風景画なのです。

 

ひるねこ堂では児玉幸雄の作品を高価買取しております。

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