高価買取作家
小田切訓
1943年 北海道雄武町で生まれる
1968年 明治大学を卒業する
1976年 ブロードウェイ新人展 特別賞。新鋭選抜展
1977年 現代洋画精鋭選抜展にて銅賞。日展にて入選
1982年 示現会 奨励賞を受賞する
1983年 示現会 奨励賞を受賞する。日展にて入選
1984年 示現会 奨励賞を受賞する
2015年 紺綬褒章を受章する
洋画家・小田切訓の作品は洗練されたシャープな描線と独特の透明感ある色彩が特徴です。独自のリアリティを持った表現力は独特の色彩をうみ、樹木の色彩には「小田切グリーン」の愛称がつくほどです。
1994年に画集「欧羅巴を描く」を出版し、ヨーロッパ各地を取材した成果を見ることができます。小田切訓の描く絵画の中心はヨーロッパの美しい風景が多く、その情緒的かつ優美で繊細な作風は今も尚、人々の心を掴んで離しません。日展入選後の1982年にヨーロッパ取材を慣行しており、ますます彼の作風に厚みをますキッカケとなったようです。
そんな小田切訓の作品を語る上で外す事のできないのが、美しい樹々が描かれた風景画です。中でも「初夏の運河」で魅せるその色彩使いは、まさに小田切訓そのものを表しています。水面に移される樹々のグリーンが果敢にも、今から訪れる夏を待ち望み喜びに満ちあふれるように見えてなりません。さらにそのシャープな線で描かれた構図は、小田切訓独特の透明感と瑞々しさを感じることができ、日常がモダンに切り取られています。
ヨーロッパの風景を多く描く彼の旅は終わらず、1988年にもヨーロッパ各地を取材しています。1990年、至現会安田火災美術財団推奨賞を受賞し、1993年には示現会で『運河の並木』を、日展で『運河沿いの並木』を出品しています。翌年1994年に出版した『欧羅巴を描く』という画集には、ヨーロッパの美しい風景が、真に迫った形で描かれています。
2001年には風土会会員となっています。ちなみに、小田切訓の功名な写実力の秘密は「自宅にある舟の模型をデッサンすること。」と彼自身が語っています。細部までこだわるその制作姿勢こそが、現在の小田切訓を育て上げた、といっても過言ではないかもしれません。
緑豊かな絵画が印象深い小田切ですが、『プラハ城夜景』など、夜景の作品も人気が高いです。
昨今では『雪のプラハ』『くさり橋夜景』など、小田切訓独自の優れた色彩感覚と、鮮やかな表現力を最大限に引き出した情緒のある作品で、魅力をより一層深めています。
ひるねこ堂では小田切訓の作品を高価買取しております。
関西圏(兵庫・大阪・京都・奈良・和歌山)を中心に、全国各地(北海道・東北地方・関東地方・中部地方・中国地方・近畿地方・四国地方・九州地方)のご依頼に対応しております。
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