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高価買取作家

河合卯之助

1889年 京都府で生まれる

1911年 京都絵画専門学校を卒業する

1922年 陶器研究の為、朝鮮に旅行する

1927年 第9回帝展に入選する

1926年 『河合卯之助陶画集』を出版する

1928年 第10回帝展に入選する

00000年向日窯を開設する

1933年 押葉文様の技法で特許を得る

1937年 パリ技術万国博覧会に出品する

1938年 サンフランシスコ万国博覧会に出品する

1969年 79歳で逝去

 

 河合卯之助は昭和時代に活躍した日本を代表する陶芸家です。染付を基本とし、また絵画に通じていた卯之助は水墨画をそのまま焼き物の表面に張り付けたかのような高い描写力のある作風が人気を博しています。押葉文様の技法で特許も取得しています。

 生涯美術団体に属さず独自の道を進み、個展を多く開催し名を広めていったことで有名です。

 

 河合卯之助は京都の陶工、河合端豊の次男として生まれました。幼少期より芸術に興味を持ち、京都市立美術工芸学校、そして京都市立絵画専門学校を卒業し、自身の技術を磨き上げ、家業を手伝いっていくことになりました。弟の河合栄之助も陶芸家として活躍しています。

 

 河合卯之助は西陣織の図案を書く才能があったことでも知られています。卯之助の高い描写力と想像力によって多数の美しい着物の基礎を生み出していったのです。

 1922年、朝鮮半島への旅行を期に陶芸の美しさに魅せられ李朝陶器の研究に没頭しました。結果、京都向日町に向日窯を開設する事となりました。

 

 京都向日町に向日窯を築き、独立した後、帝展に出品する作品を制作し、万国博覧会やニューヨーク・サンフランシスコ万国博覧会に出品しました。

 戦後は戦火によって破壊された向日窯を再建しました。その後は個展を中心に作品を出品していきます。

 

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