高価買取作家
浅蔵五十吉
三代 (本名:與成)
1941年 石川県小松市二代:浅蔵五十吉(本名:与作)の息子として生まれる
1960年 国立名古屋工業技術試験場、陶磁課に入所する
1962年 北出搭次郎に師事し色絵技術を学ぶ
1999年 「三代 浅蔵五十吉」を襲名する(深香陶窯窯主)
2002年 石川県文化功労賞受賞する
2006年 経済産業功労賞大臣表彰を受賞する
2010年 石川県無形文化財九谷焼技術保存会会員に認定
意匠や技法、形態などを様々な角度から研究し続け、結果的に伝統的な九谷焼を自らの手で独自の芸術品にまで仕上げた伝説の陶芸家が、浅蔵五十吉です。
その功績は陶芸界の中でも非常に高いものがあり、二代浅蔵五十吉(本名:与作)は1996年には文化勲章を受賞するほどです。
浅蔵五十吉の特徴としては、自然をモチーフとした雄大な世界でしょう。ありきたりな様式であっても、他の陶芸家には出来ないような斬新な色使いや形、そしてテクニックなどを用いて、常に新しい可能性に挑戦を続けていきました。
独特な黄色の釉薬や深厚釉小紋などを巧みに用いその年々変化する自らの心も制御する事なく自由な精神で描き続けて行きます。
二代五十吉は初代徳田八十吉氏を師事し、本格的に陶芸の世界へと足を踏み入れていきます。さらに基礎を学んだ後、北出塔次郎氏に色彩技術を学ぶために師事をします。
こういった、惜しげない努力を重ねて行くことにより、徐々に陶芸家としての実力を高めていくこととなります。そして、ついにこの北出塔次郎氏に師事した年に、日展の第一回で入選を果たし、陶芸家としてのデビューを華々しく飾ることとなります。
その後、1981年日本芸術院賞を受賞、1984年に陶芸家としては初めての日本芸術院会員となり、美術界に衝撃が走りました。文化勲章を受賞した後もその賞にあぐらをかくことは無く、白釉に挑戦するなど、止まることを知らぬ制作の鬼でもあったのです。
三代五十吉(本名:與成)は現在、日展評議員・日本現代工芸美術作家協会評議員などを努め、日々作陶に専心。ダイナミックで重厚な造形に「五十吉カラー」と呼ばれる深い黄の色釉を用いる伝承の技を守りながら、洗練された造形と独創的な上絵を追求し続けています。
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