高価買取作家
川瀬巴水
1883年 東京都港区で誕生 (名:文治郎)
1910年 鏑木清方へ入門。「巴水」の画号を与えられる
1913年 巽画会第13回絵画展覧展「鶯」褒状三等授章
1918年 同門・伊東深水の版画「近江八景」に影響を受けて版画家に転向
風景版画「塩原おかね路」「塩原畑下り」製作
1952年 「増上寺の雪」無形文化財技術保存記録の作品に認定
1957年 74歳逝去
日本の大正・昭和期の浮世絵師、版画家。本名は川瀬 文治郎(かわせ ぶんじろう)。
版画作品はそのラフを元に原画としており、数多く発表していて、日本の美しい風景を叙情豊かに表現した作風を特徴です。
特に衰退していた浮世絵版画を復興すべく洋画家・版画家の吉田博らとともに新しい浮世絵版画を確立しました。
彼は14歳の時、川端玉章門下の青柳墨川と荒木寛友に日本画を学び、27歳で日本画家の鏑木清方に弟子入りをしようとしましたが、20代半ばを過ぎていて今からでは遅いということで洋画家を進められ、洋画家の集まりとして知られた白馬会葵橋洋画研究所に入り岡田三郎助から洋画を学びましたが、そこでも挫折をし、一度は入門を断られた清方に再度弟子入りを申し出て2年の修業を経て1910年にやっと日本画家になりました。
1920年~1939年の間に、「旅みやげ第一集」「東京十二題」「旅みやげ第二集」「日本風景選集」「旅みやげ第三集」「東京二十景」「日本風景集東日本編」「朝鮮八景」を完成させます。
「旅情詩人」「旅の版画家」「昭和の広重」などと呼ばれるようになり、アメリカの鑑定家、ロバート・ミューラーの紹介から欧米でも広く知られる存在になり、日本より海外での評価の方が高く、浮世絵師の葛飾北斎・歌川広重等と並び称される程人気がある画家なのです。
彼は同じ色を何度も重ねることによる深みや、色鉛筆で描いたような線など新しい表現方法を開拓していって努力を重ねていきながらもカリスマ性あふれる画家であることがわかります。
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